5: ◆GorJQ6qPNeO8[saga]
2013/04/02(火) 01:52:20.67 ID:DjLuhO3Wo
からかうように笑う咲と、赤くなりうつむいてしまったなぎさ。
そんな二人を見てため息をつくと、
「……付き合ってらんないわ。
咲、店長に私が帰ったこと伝えてといてくれる?
私もう帰って寝るわ、薫が待ってるし」
満は席を立った。
「明日休みなの?」
「えぇ、店長が疲れて帰ってくるだろうからって休みをくれたわ」
「ほーい、てか私ももう実家出てるんだけど……」
「最近まったく連絡してないらしいじゃない。
店にも私しかいない時間狙ってくるし。
たまには親に声くらい聞かせてやりなさいよ。
あ、ひかり私の分のたこ焼きはなぎさにあげて」
満は財布からたこ焼きの代金をとり出すとひかりに渡した。
「えっ、いいよ。自分で払う。
というか、満も食べて行こうよ」
「ううん、私がいない間咲が迷惑かけたと思うし、それにお土産買う暇なかったから」
それだけいうと、満はさっさと行ってしまった。
「……満って、咲の保護者かなんかなの?」
よくわからない理由に、なぎさは困ったように咲へと尋ねたが、
「さぁ?」
満の本意を正しく理解している咲は、そうやってごまかすことしか出来なかった。
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