8: ◆GorJQ6qPNeO8[saga]
2013/04/02(火) 01:56:32.18 ID:DjLuhO3Wo
〜〜〜
「あ、ねぇねぇほのか。咲と舞ってなんで喧嘩してるの?」
タコカフェで散々咲にいじられた事を親友のほのかへと話したあと、なぎさはそういえば、というように聞いた。
「さぁ、私は二人とは最近会ってないし。
それより、なぎさってばいつまでたってもここに住んでるけど藤村くん怒ったりしないわけ?」
話をごまかそうとしているのはわかりやすすぎるくらいわかった。
ほのかは頭がよく、察しがいいにもかかわらずこういうのは下手くそだ。
「別に怒らないよ。なんで省吾さんが怒るの?」
「だって、同室が私だよ?」
「だから、なんでそれで怒るのさ」
「いや、だって……私たち付き合ってたんだよ?
キスもしたし、それ以上のこともした。
同性だからって前の恋人と一緒に住んでるのは流石に嫌がるんじゃない?」
「あぁ、それなら大丈夫。
省吾さんとは別に付き合ってるわけじゃないし。
というか、私たちっていつ別れたの?」
何故かニコニコと笑いながら、なぎさはそう言った。
「……じゃあ、キスしても、いい?」
「キス?」
なんだそんなこと、というふうになぎさはほのかの唇に自身のそれを重ねた。
「ほのかの唇は……相変わらず甘くて熱いね」
「……なぎさのばか」
落ち着いたような笑顔で笑うなぎさに対してほのかは悲しそうな目をしながら頬をすこし赤らめた。
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