過去ログ - 上条「今日からアイテムの一員になった上条です!」
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[saga]
2013/04/23(火) 13:38:45.49 ID:8Zghcs7u0
――炎燻るフロアにて
ステファニー「ハッハァっ!?どうしたんですか絹旗さんそれだとさっさと終わっちゃいますよってかもうくたばったんですかねっ!?」
ダダダダダダダダダダッ!
絹旗(物陰に隠れようとしても、隠れた物ごと撃ち抜かれますし!超どうしろっていうんですか!?)
絹旗「ふんぬっ!!!」
ステファニー「無駄ですってば!」
グウンッ、ガッ!
絹旗(どうしてこのオンナを殴ろうとすると、わたしに超攻撃が戻ってくるんですか!?)
絹旗(反射じゃない!一方通行のようにベクトルを曲げられたわけでもない!わたしが握った拳を――窒素装甲ごと、自分自身へと向けられている!?)
ステファニー「不思議でしょ?不思議ですよね?このフロアのスプリンクラーは作動しないんですよぉ!」
ステファニー「だって窒素ってのは高温だと反応して窒素化合物になっちゃうんですねっ!だーかーらっ、私にとっちゃ火の海の方が都合が良いってもんなんですよ!」
絹旗(流石にこの手品を超喋る気はない、って事ですか!まぁ超当然ですけど)
PiPiPi、PiPiPi……
絹旗(わたしの携帯……上条からですか!?)
ステファニー「あ、どーぞどーぞ出て構いませんよ?待ってますから?」
絹旗(しかし――いや、襲撃を仕掛けるなら上条の一緒の方が、この女にとっては都合が良かった筈)
絹旗(なら出ないのは超不自然、ですね)
絹旗「はい、どーも絹旗です。超今忙しいのでメッセージの後にもう一度超かけ直してください」
絹旗「超空気読めよ上条――」 ペッ
上条『違うよな!?それ明らかに電話に出ている反応だよな!?』
絹旗「ってか超何の用ですか?おねーさんの声が聞きたくなりました?」
上条『』
絹旗「いやそこで絶句されると超辛いんですけど」
上条『あ、ごめん。お前の成長した姿が想像出来なかった』
絹旗「いえいえこう見えて結構超有望株だと思うんですね。性格は良いし、器量も充分だし、超お買い得ですよー、なんて」
上条『自分で言うなよ。可愛いとは思うけどな』
絹旗「それで?結局何の用なんですか?今ちょっとステファンと遊ぶのに超忙しいんですけど」
ステファニー「ステファニーです。ステファニー=ゴールドパレス」
絹旗「――だ、そうです。何だったら超替わりましょうか?」
上条『いや別にそこまでは。つーか大した用じゃないんだけど、実は友達が半券届けてくれてさ』
絹旗「あったんですか!?」
上条『あぁわざわざ届けに来てくれたんだ』
絹旗「そうですか――オンナ、ですよね?」
上条『うえっ!?あぁうん、まぁ二択で言えばそうかな?』
絹旗「人類のおおよそは超どっちかですが。で、他に用事は?」
ステファニー「あ、続けて構いませんよ?最後なんですから」
上条『いや、用事終わったんなら一緒に帰ろっかなー、なんて思ったりしたからさ』
絹旗「一緒に、ですか。それも超いいですね」
絹旗(でも、多分わたしは)
絹旗「今日は用事があるのでまた次回に超回しますよ」
絹旗(帰れる事は出来ない、ですけど)
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