過去ログ - 上条「今日からアイテムの一員になった上条です!」
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334:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/04/23(火) 15:46:49.27 ID:8Zghcs7u0
――護衛用馬車内

ヴィリアン「凄いですっ!流石は学園都市の精鋭さんですねっ!」

フレンダ「いやーそれ程でも?成り行き半分って訳ですが」

フレンダ「それでヴィリアン様は、と言うかこの馬車はどちらへ向かうんですか?」

ヴィリアン「カンタベリー大聖堂です。そこまで行けば清教派の方と合流できるかも知れません」

フレンダ「良くご無事でしたね」

ヴィリアン「私は……私の周りの者が事前に察知して、逃がしてくれましたから」

フレンダ「そうですか……」

ヴィリアン「結局、姉君の言う通りだったのかも知れません。私にリメリア姉君のような頭脳や、キャーリサ姉君のような武力があれば、こんな、こんな事には!」

フレンダ「えぇまぁそうですけど――そうだけど、それ悪いって訳?」

ヴィリアン「……え?」

フレンダ「あたしの家はあたしと妹だけです。妹の方がしっかりしてる、って友達に言われたけど、でもそれが悪いの?」

フレンダ「家族、ってのはそういうモンじゃないって訳。ヴィリアン様に無いモノだったら、キャーリサ様がフォローすればいいし。逆もまたそうだし」

フレンダ「ましてやキャーリサ様はお姉ちゃんなんだから!ヴィリアン様の助けるのが当然って訳よ!」

フレンダ「妹を甘やかすのがお姉ちゃんの仕事、それは絶対って訳!」

ヴィリアン「それが、家族、ですか?」

フレンダ「うん、それが家族って訳」

ヴィリアン「あなたの妹君は、きっと、いえ絶対に幸せなんでしょうね」

フレンダ「いやーどうだろ?あたしがパパとママの分まで叱らなきゃいけないし、結構ウザがれると思う訳よ」

ヴィリアン「表面だけですよ。私には分かります。お友達だって羨ましい」

フレンダ「いやー……どうだろ?なんか最近、いやもしかしたらずっと前から蔑ろにされている感がヒシヒシと」

ヴィリアン「あなたの言葉を借りれば、その方達も“甘えている”んじゃないでしょうか?」

フレンダ「いっやー、いやいやいやっ無い無い。それは無い訳よ。もうみっんな酷いんだから、ほんっとに」

フレンダ「あたしもヴィリアン様みたいな友達が欲しかった訳よ」

ヴィリアン「じゃあお友達になりますか?」

フレンダ「い、良いんですか?あたしなんかが?」

ヴィリアン「私の方こそ、姉君と騎士団長二人を相手に引かぬ方と、正直不釣り合いだと思わないでもないですが」

フレンダ「いえいえとんでもないです!あたしはホラ、慣れてるだけでー、つーか麦野の方が怖いだけだし!」

フレンダ「こちらからヨロシク、って言うか」

ヴィリアン「じゃあ今日から」

フレンダ「はいっ!」

ヴィリアン「で、なんですけど。お友達には隠し事はしませんよね?」

フレンダ「一般的には、まぁ」

ヴィリアン「さっき言ってた『カミジョー』って人とのご関係は?」

フレンダ「結構黒いなこの三女!?」


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