過去ログ - 上条「今日からアイテムの一員になった上条です!」
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448:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/05/01(水) 10:14:54.75 ID:SypWvixA0
ステイル「まったく。まぁ結論から話せば――魔術的な方法でも治療は可能だ」

上条「やった」

絹旗「よっし!」

滝壺 ボーーーーーッ

ステイル「ただし完治はしない。今まで体晶が体へ与えたダメージは、人間が本来持つ回復力――まぁ時間によって治すしかない」

ステイル「詳しい話をすると、体晶というのは何かの異能の力らしいね。だから右手が彼女に触れた時、その時々で体に残存していた体晶を少しずつ取り除いていたらしい」

上条「それじゃ――」

ステイル「体晶とは能力を暴走させる事で、威力を上げる効果がある。それ自体は魔術師達も古くからやっていた事だ」

麦野「コカの葉やタバコって事?」

ステイル「ハーブなんかも含まれる。トランス状態にして、と言うのは珍しくもない」

ステイル「とは言え君の毒抜きであっても、体内に消費されてしまった部分は消しきれない。それは別の物質に変化してしまったと考えられる」

上条「毒を飲んでも100%毒抜きは出来ない?」

ステイル「……パーセンテージの見解が分かれているが、決して右手を過信してはいけない、との話だ」

麦野「10と90は別モンだと思うけどね」

ステイル「以上により、僕達の世界での治療は『消化された体晶により落ちたり、失った力の回復』と言う方針になるらしい」

ステイル「あぁ勿論二度と体晶には頼らない、と言う前提の元にだが」

ステイル「それさえ守りをすれば、後遺症が出るリスクを最小限に抑えられる“かも”しれない」

麦野「副作用は?期間や費用も聞いておきたい所だけど」

ステイル「皆無ではない。だが無視出来る程小さいレベルではある。それこそ10年、20年レベルで体調を整えていく方法だ」

ステイル「魔術師の元へ、最初の一ヶ月は出来れば滞在しながら投薬を受け、次は投薬を受けながら三ヶ月に一度、半年に一度、一年に一度と伸ばしていくと」

ステイル「費用に関しては……まぁ法外なレベルではないよ。保険は効かないがね」

フレンダ「『ほ――』」

麦野 バスっ(フレンダに腹パン)

フレンダ「……」 パタッ

ステイル「中々シビアな上下関係だね?」

上条「いやまぁ、そのごめんな?空気読めないしアレな子なんだけど」

ステイル「『カーテナ=オリジナル』を正面から盗んで、クーデター決行を遅らせた、とは聞いたんだけど。ただ、空気読まなかっただけなんだね?」

上条「大体合ってる。普通あの場面は、逃げて盛り上げる所だし」

絹旗「あの、ちょっと超良いですか?」

ステイル「大体は話したけど、具体的なハーブの調合方法までは知らないよ」

絹旗「そうではなく。少し前に似たような症状で苦しんでいた知り合いが、エリザリーナ独立国と言う所で治療を受けたら、超劇的に良くなりまして」

絹旗「もしかしてイギリスでは無理でも、そちらの方へ行けばまた話は超変わるんでしょうか?」

ステイル「確かに居るね、『傾国の女』の妹が」


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