過去ログ - 上条「今日からアイテムの一員になった上条です!」
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490:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/05/01(水) 11:01:56.02 ID:SypWvixA0
――ベツレヘムの星・内部

フィアンマ「おかしいなぁ?おかしいよなぁ?おかしな話だよなぁ?」

上条「……」

フィアンマ「お前は、ただの、無能力者だ。ほんの少しだけ変わった力を持った、学園都市風に言えばレベル0か」

フィアンマ「だのに、世界に20人しかいないと言う聖人は?ルーンを自ら作った天才魔術師は?天草式十字凄教の連中はどうした?」

フィアンマ「お前が助けたシスターは?騎士団は?友であり仲間であるお前を放って置いて、一体を何しているんだ?」

上条「俺はっ、俺は、見返りが欲しくて戦ってきた訳じゃない!」

フィアンマ「だなぁ。その結果、お前には仲間など誰一人出来なかったんだが」

上条「あ……」

フィアンマ「世界を変えるのに大きすぎる力は要らない、か?お前の言葉程空々しいモノはないよ、ヒーロー」

フィアンマ「お前は言う――『俺を信じろ』、と。何だって、どんな事だって、俺が打ち払ってやるから、踏み込んでこいと」

フィアンマ「だが同時にお前は結局誰一人として、何一つとして、『信じなかった』んだ」

フィアンマ「だから誰の力も頼れず、頼らず、最凶最悪の敵相手ですら、こうして一人で来るしか無かった」

上条「違う、俺は――」

フィアンマ「違わないさ。現実に周囲を見渡してみろ、それが全てだろう?」

上条「……っ!?」

フィアンマ「魔王相手に独りで乗り込んでくる勇者なんて、居る訳がない。もし要るとすれば、それは――」

フィアンマ「魔王、と呼ばれるべきだろうな?」


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