過去ログ - 上条「今日からアイテムの一員になった上条です!」
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[saga]
2013/05/28(火) 10:35:57.55 ID:d5klvOyh0
浜面「ぐおおおおぉぉぉぉぉっ!!!」 ズズズズッ
囚人B「HAMADURAが動いたっ!?」
囚人C「速い……そして力強いストロークだ。まさに第一位と呼ばれるだけはある」
囚人B「でもおかしいよな?どうしてあんなにスゲェの二つ名を持たないんだ?」
年期の入った囚人「必要ないからじゃよ」
囚人B「爺さん?」
年期の入った囚人「確かにHAMADURAは二つ名を持たない」
年期の入った囚人「例えば『レインメーカー』であれば、その姿に感動する者が泣き崩れる」
年期の入った囚人「儂が若い頃に呼ばれていた『超竜』であれば、一撃一撃が恐竜のように重い」
年期の入った囚人「『二つ名』とは『名前が知られていない』証拠でもある」
年期の入った囚人「が、HAMADURAはHAMADURAだ」
年期の入った囚人「HAMADURAもまた、その名を知らぬ者はおらん以上、わざわざ二つ名を持つ必要がない」
囚人B「スゲェな……」
浜面「……おおぉぉぉぉぉっ!」
囚人C「……いや、何かおかしいぞ?」
囚人B「確かに、少し遅くなった」
年期の入った囚人「いかん!一線を離れていたため、普段の勘を取り戻せないのじゃ!」
囚人B「お、おい。脅かすなよ。まさか――」
年期の入った囚人「……最悪、このままゴール手前で力尽きるかもしれんな」
囚人B「馬鹿なっ!?HAMADURAが負ける訳がない!」
囚人A「……いや、ブランクはあって当然だ。それだけ『脅威』は強いって事なんだろ」
囚人B「そんなっ!?クッソ!何とかする方法は無ぇのかよっ!?」
囚人A「……HAMADURA、頑張れ……っ!」
囚人B「お前、叫べる程体力が――」
囚人C「HAMADURAっ!負けるんじゃねぇっ!」
囚人B「……HAMADURAっ!戦ってくれっ!俺達の分までっ!」
囚人A・B・C「HA・MA・DU・RA!HA・MA・DU・RA!HA・MA・DU・RA!」
年期の入った囚人「……おぉ、立ち上がる気力もなかった男がっ!」
男一「――だけじゃねぇよ」
男二「だな。正直、拍子抜けだぜ」
年期の入った囚人「キサマらはっ!序列三位の『獣神』と序列第六位の『野人』っ!」
囚人B「あ、あんた達も応援に来てくれたかのっ?」
野人「誰があんな野郎に会いに来たんだ!見に来たんだよ!」
獣神「……いや、同じじゃねーか」
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