過去ログ - 上条「今日からアイテムの一員になった上条です!」
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848:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/06/11(火) 12:05:26.26 ID:c9G3qwiU0
――王立墓地。××年後。
 一つの墓の前で腰を下ろす二人の女性と一人の男性。

上条「……セイヴェルンさん、お久しぶりです。今日はお話があって来ました」

上条「いつだったか、フレンダさんとの関係を問われた時――あぁいや、問われたっても、友達が勝手に言ってただけですけど」

上条「俺は即答出来ませんでしたが、『何らかの形では守る』って言いました」

上条「その後色々あって、まぁ世界相手にケンカしたり、大した事はしていませんが」

上条「今日は答えが出たのでご報告に」

上条「――フレンダさんを俺に下さい」

上条「俺が生きている限り、命の限り守ります。絶対に」

フレンダ「……パパ、ママ。あたしもまぁ色々あった訳」

フレンダ「ずっと日の当たる場所に居た訳じゃないし……二人から怒られるような事も、しちゃってたと思うけど」

フレンダ「でも、ね?結局今のあたしを形作ってる、全部が全部その時からの積み重ねだって、そう思う訳よ」

フレンダ「もしも二人が居なくならなければ」

フレンダ「もしも学園都市へ来ていなければ」

フレンダ「もしもあの時当麻が居なければ、なんて色々考えるけど」

フレンダ「全部が全部ベストの答えを出した訳じゃないし、失敗もたくさんしたけれど」

フレンダ「それで、あたしは今、とても幸せよ」

フレンダ「フレメアが居て、好きな人が居て、あたしを好きだって言ってくれて」

フレンダ「結局それは幾つもの偶然、コイントスで裏が連続で百回出るような、奇蹟みたいな確率なのかも知れない」

フレンダ「もう一度、あたしじゃない誰かがしようとしても、失敗するかも」

フレンダ「けどね?だからこそ」

フレンダ「あたしは、あたしが今掴んでいる幸せを離すつもりはない訳。それは、絶対」

フレンダ「だから、安心して、ね?今まで見守っててくれてありがとう、そしてこれからはちょっとだけ安心して、ね?」

フレンダ「――あの、さ?」

上条「うん」

フレンダ「これからはずっと、家族としてヨロシクって訳よっ!」


――『フレンダ』アフター −終−


※来週は滝壺さん予定
「アフターって短くね?」とか思われるかもしれませんが、「アフター+ある意味」合計一人当たり16,000語オーバー(原稿用紙約40枚)です
本編最後の滝壺編は約64,440語なので、四人合わせれば同じ量……ノリと勢いだけの文は読みやすい、と

ちなみに『学園探訪』の方にも見えざる神の手(アンカー)によって、フレンダが調子に乗っているので読んで下されば幸いです


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