過去ログ - 僧侶「ねえねえ、勇者様」 勇者「なんだい?僧侶ちゃん」
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593: ◆5eMN8sHsbY[saga]
2014/03/20(木) 10:28:22.08 ID:xfBKst0Oo
[実は凄かった]


王様「魔術師団の募集に応えてくれた事、感謝申し上げる」

愉快犯「いえ、勉強させていただきます」

王様「早速だが、特技はあるか?」

愉快犯「…、イオナズンです」

王様「その若さでイオナズンとは素晴らしい、早速だが見せては貰えぬか?」

愉快犯(仕方ない、やってダメなら詫びよう…)

愉快犯「分かりました」

王様「師団長、刮目して見よ」

師団長「はっ!」


―愉快犯はイオナズンを唱えた!―


―辺りは大爆発を起こした!―


王様(うわ、魔王のやつ、やり過ぎだぞ!)

師団長(王室にダメージがないよう魔術防護してあるが…、私の防護術ですらギリギリか。さすがは魔王…)

愉快犯「出来た…」

王様「何?」

師団長「!?」

愉快犯「久々に…出来ました…」

王様「…どういう事だ?」

愉快犯「イオナズンは元々出来ました、魔力が日によって増減するからできる日出来ない日がありますが…」

師団長「違っていたら済まない、君のお父様かお爺様が魔術師団で働いてはいなかったか?」

愉快犯「そう言えば爺さんが働いていた記憶が…」

師団長「やはりか…」

王様「師団長、どうした?」

師団長「昔、魔力の極端に少ない魔術師がいまして、火力が凄まじいかわりに一発しか撃てなかったとの言い伝えがあります。短期決戦では大変活躍したとか…」

王様「この者がその魔術師の孫だと?」

師団長「十中八九間違いないかと、彼のイオナズンは私の魔術防護ですら防ぐのが手一杯の火力です」

王様「疑うようだが、最近の街で求人の応募があった際、イオナズンを特技にしていたのは本当なのだな?」

愉快犯「はい、その時には出来なかったのでイタズラ扱いをされてましたが…」

王様「師団長、どう見る?」

師団長「魔力のムラは本当でしょう、それにこの火力を出せる者は他国を含めほぼいないでしょう。間違いなく伝説の再来です」

王様「なら決まりだな。君を魔術師団として歓迎する、君にイタズラされたと報告してきた皆には、私の方から責任を持って誤解を解いておく」

愉快犯「…、ありがとうございます…」


―その後、王様は各所に説明に回りました―

―その愉快犯は伝説の再来として、本人自身も後世に語り継がれる魔術師として活躍しました―


魔王「俺の出番無しかよ!?」


―ありません―


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