過去ログ - 僧侶「ねえねえ、勇者様」 勇者「なんだい?僧侶ちゃん」
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680: ◆5eMN8sHsbY[saga]
2014/06/01(日) 23:00:22.63 ID:4Uol1eDfo
[異世界、それは無限の可能性]


―二人は公園でお茶を飲みながらお話を始めました―


お茶露店商<久しぶり、俺の事忘れてなかったのは嬉しいよ


老人「さて、どこから話せば良いのやら…」

僧侶「私が英雄なんですか?多分、英雄は勇者様で私は単なるお付きの人間ですよ」

老人「とんでもない、勇者くんと僧侶さん二人だけで世界に平和をもたらしたんだ。英雄と言わず何と言うかね?」

僧侶「勇者様と私だけ…ですか?」

老人「不殺の勇者と呼ばれていてね、勇者くんは魔王も魔物も殺すことなく平和にしたんだよ」

僧侶「優しい勇者様らしいですね」

老人「無血開城…は意味合いが違うかもしれんが、その言葉に近い事はやってのけただろうな」

僧侶「私たちは世界を変えられたのですね」

老人「この世界では人間と魔物はいがみ合ってるのかね?」

僧侶「いえ、仲良く暮らしてますよ」

老人「そうかそうか、すでに平和なのだな」

僧侶「スライムさんも、一角うさぎさんも、みんな仲良しですよ」

老人「良いことだ、街を歩かせて貰ったが、街に独特の殺気立った空気が無かった。俺もこんな世界に住みたかったよ」

僧侶「それに、私は魔王さんやその側近さんと暮らしてますよ」

老人「なんと!すでに魔族とすら共存しているのか」

僧侶「魔王さんも側近さんも、賢者になった元側近おねーさんもみんな良い人です」

老人「羨ましい、俺の思い描く理想の世界だよ。さて、そろそろ帰る時間だ。俺は元の世界に帰るよ」

僧侶「あのっ、そちらの勇者様に宜しくお伝え下さい」

老人「確かに伝えておくよ、また機会があったら会おう」

僧侶「はい、お気をつけて」


―老人は公園から出るとスーッと消えるように去っていきました―


僧侶「あのおじいさん、まさかとは思うけど…」

僧侶「おっと、帰ってお夕飯の支度しなきゃ」パタパタ


―タイムスリップじゃなくてパラレルワールドと書いた方が良かった気がする…―


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