過去ログ - モバP「うさみんせいじんのそうぞうりょく」
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15:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2013/04/02(火) 13:51:11.75 ID:TTlMlF/M0

後悔先に立たず、とはよく言ったものだと思います。

結局、いくつか内定を貰うことが出来て、ナナはOLになることにしました。
学歴に加え、大学内外関わらず、様々な就職に有利な活動をしていましたから。
以下略



16:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2013/04/02(火) 13:51:39.91 ID:TTlMlF/M0

今までもあった些細なミス。

よく頑張ってるんだから、気にしないで。私たちがフォローする。
そう言ってくれていたみんなが、少しずつ、少しずつ。
以下略



17:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2013/04/02(火) 13:52:28.06 ID:TTlMlF/M0

ナナは思っていたことを、全てそのままぶつけました。

新人教育なんてあなたは私にしなかったでしょう。仕事は自分で覚えた。
先輩方も最初は優しかったのに、今では嫌がらせしかしてこない。
以下略



18:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2013/04/02(火) 13:53:03.76 ID:TTlMlF/M0

その日の夜、お母さんから電話がかかってきました。

お母さんに会社を辞めた事を知られていました。理由も、全て。
社長がわざわざ電話をかけてくださっていたそうです。
以下略



19:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2013/04/02(火) 13:53:29.44 ID:TTlMlF/M0

鍵はすぐに見つかりました。

デスクライトのすぐそばにかかっていました。
そっと鍵を差し込んで、回して。かちゃりと、小さな音を立てて。
以下略



20:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2013/04/02(火) 13:54:46.78 ID:TTlMlF/M0

全てがゼロになった今。

ナナはナナを誤魔化したりしない。
もう、何もあきらめない。あきらめたくない。
以下略



21:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2013/04/02(火) 13:55:32.14 ID:TTlMlF/M0

『…え?』

「やってみるべきだと思う」

以下略



22:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2013/04/02(火) 13:56:26.30 ID:TTlMlF/M0

アパートに戻って、求人情報誌を開いて。

手元には、もう離すことのない、ナナの大切なノート。
何のアルバイトがいいかな。そう思って、ノートをちらりと見て、思った。
以下略



23:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2013/04/02(火) 13:57:49.81 ID:TTlMlF/M0

家に帰ってから、ナナは悩むことになりました。

普通じゃない、自己紹介?って、何だろう。
そして、気付きました。このノートの設定…もとい想像を使えば、もしかして?
以下略



24:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2013/04/02(火) 13:58:41.48 ID:TTlMlF/M0

「今日からここで働いてもらう、ナナちゃんでーす!」

可愛い!かわいい、可愛い!
みんなとっても喜んでくれました。
以下略



25:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2013/04/02(火) 13:59:25.50 ID:TTlMlF/M0

けれど。

それでもすらすらとナナは言えました。
だって、いつかは、言うつもりでしたから。
以下略



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