過去ログ - モバP「うさみんせいじんのそうぞうりょく」
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32:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2013/04/02(火) 14:03:58.15 ID:TTlMlF/M0

しきりに動いていた店長さんの手が止まりました。

「どうして…」

店長さんの驚いた声が、胸に刺さります。
けれど、すぐに心配そうな表情で、ナナを見つめてくれて。
いつもよくしてくれていた店長さん。何もかも包み隠さず伝えました。

本当にアイドルを目指していたこと。全て落選して、もう未来がないこと。
それを聞いて、店長さんは自分のことのように悲しんでいました。
そして…腕組みをしながら、何かを思案しているようでした。

「………」

「…もし」

「もし、ナナちゃんの夢が叶うとしたら」

「ナナちゃんは、これからもここで働いてくれるかな」

『………』

どういう意味だろう。もう叶わない夢だって知っているのに。
けれど、どこか確信めいたところが、そこにはあって。
ナナは、心からの笑顔で言いました。

『はい!』

『ナナは、ここでみんなと働きながら』

『歌って踊れる、声優アイドルを目指すのが、夢ですから!』




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