過去ログ - 美琴「何、やってんのよ、アンタ」垣根「…………ッ!!」3
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16: ◆nPOJIMlY7U[saga]
2013/04/02(火) 22:31:25.27 ID:Y3hy9anU0
だから、美琴はこれまでの生き方を否定しない。
一万人の妹を救えなかったことも、一万人の妹を救えたことも。
もし『幸運』だったのなら自分の罪に気付くことさえ出来なかったのだから。

花束を二束持って歩く美琴は端的に言って浮いていた。
その人物が常盤台の超電磁砲であるという事実が一層注目を引きたてていた。
中にはわざわざ足元を止めてまで美琴を眺める者までいる始末。
勿論道行く人間の数から見れば美琴に注目している人は少数だ。

だがそれでも美琴は見世物じゃねぇぞ、と叫びたい気分だった。
何も悪いことなどしていないのに、コソコソと逃げるように移動する美琴。
目指すは駅だ。行き先は同じ第七学区だが、少々距離があるため公共機関を利用することにする。

(電車とか乗ったらまた注目されるんだろうなぁ……)

そんなことを考えながら美琴は最寄駅へと急いだ。


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