過去ログ - 美琴「何、やってんのよ、アンタ」垣根「…………ッ!!」3
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◆nPOJIMlY7U
[saga]
2013/04/02(火) 23:05:08.74 ID:Y3hy9anU0
残念ながら彼女たちに墓は用意されていない。
美琴はその場でしゃがみ込み、店で買った菊の花束を一束壁に立てかける。
死んだ者は、生き返らない。
それがこの世界における絶対の法則。
たとえ科学が二、三〇年進んでいても、能力なんてものが一般に広まっていても、魔術なんてオカルトが存在していても。
ただそれだけは絶対に崩せないのだ。
ならば、死んだ者に願うのは。
「―――……せめて、安らかな眠りを」
目を閉じて、美琴は手を合わせる。
知識としてはある程度知っているが、基本宗教に疎い美琴にはあまり細かい決まりは分からない。
だから多くの人たちがやるような形しかとれない。
あまり拘る必要もないだろう。こういうのはおそらく気持ちが重要なのだ。
それに、一〇〇三一号がクリスチャンだったというような事態は考えにくい。
彼女の生い立ち、生き方を考えれば宗教などとは無縁の無宗教者だったことは間違いないだろう。
しばらくの後、美琴は目を開けて立ち上がった。
こういう時あのインデックスという銀髪のシスターだったらどうするのだろう。
あの大食らいから考えてとてもシスターには見えないが、本人曰くあれでも本物らしい。
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