過去ログ - 美琴「何、やってんのよ、アンタ」垣根「…………ッ!!」3
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257: ◆nPOJIMlY7U[saga]
2013/05/13(月) 23:23:23.19 ID:HDiDjvWv0
だが、物事はそううまくいかないものである。

世界の抑止力、とでもいうのだろうか。
誰もがどうしてよりによってこのタイミングで、というような事態を経験したことがあるだろう。
そして御坂美琴はまさにそれに直面する。


工場の出口付近までやって来た時、何の前兆も文脈も前触れもなく。


空気も気配も雰囲気もルールもタイミングも読むことなく。


突然無数の閃光がズバァ!! と迸った。
それは金属も何も関係なく、圧倒的な力で全てを薙ぎ払っていく。
反応がもう少し遅れていれば巻き込まれていただろう。
突然の攻撃に、美琴は閃光が放たれた方向へ目を向ける。

いつの間にこの工場内に入ってきたのか、人影があった。
見知った女だった。
その女の右目はなかった。その女の左腕は千切れていた。
赤黒い空洞となった眼窩の奥から、溶接のような青白い閃光が迸っていた。
左腕にしても同様。本来なら存在しない左腕を補うように、断面から眩い閃光のアームが飛び出している。
相当の高エネルギーなのか、まるで誘蛾灯の虫を焼く高圧電流のような音まで聞こえてくる。


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