過去ログ - 美琴「何、やってんのよ、アンタ」垣根「…………ッ!!」3
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284: ◆nPOJIMlY7U[saga]
2013/05/22(水) 00:22:02.38 ID:NWEpM7fj0
「おおおおおおおおおおおおおおおおッ!!!!!!」

最初に動いたのは第四位。
その右手を大きく振ると、その軌跡をなぞるように青白い光が現れる。
そして全てを無に帰す破壊の力が容赦なく放たれた。
麦野沈利の原子崩しは一切の防御を許さない。

電子を粒子でも波形でもない曖昧な状態に固定する能力。
『曖昧なまま固定された電子』は『粒子』にも『波形』にもなれないため、外部からの反応で動くことが無い「留まる」性質を持つようになる。
この「留まる」性質により擬似的な「壁」となった『曖昧なまま固定された電子』を強制的に動かし、対象を貫く特殊な電子線を高速で叩きつけることで、絶大な破壊力を生み出す。

正式名称『粒機波形高速砲』。触れるもの全てを滅する破壊の具現化。
したがって、美琴は防御という選択肢は最初から捨て回避に移る。
だがそこで麦野の攻撃は止まらない。
麦野の近くの空間に不健康な青白い球体が三つ出現し、それぞれから再度原子崩しが放射された。

「ッ!!」

美琴はかつてやったように原子崩しに干渉し、その全てを捻じ曲げる。
逸らされた原子崩しは工場のあちこちに大穴を開け、破壊の限りを尽くしていく。
やはり原子崩しの破壊力は折り紙つきだ。
間違いなく全能力最高だろう。破壊力一点のみならば第一位すら上回る。

だがその代償か、原子崩しは応用範囲が広くはない。
超電磁砲や未元物質、一方通行の圧倒的な応用力と比すれば何てことはない。
麦野から予想外の攻撃がくる可能性はほとんどないと言っていいだろう。
麦野の攻撃手段は基本的に原子崩しのみ。ならばそれのみに気を配ればいい。


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