過去ログ - 美琴「何、やってんのよ、アンタ」垣根「…………ッ!!」3
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292: ◆nPOJIMlY7U[saga]
2013/05/22(水) 00:37:58.05 ID:NWEpM7fj0
それに、このままでは負けるつもりは全くないが苦戦は必至。
砂鉄が封じられているこの状況で、余裕を持って麦野を倒すのは難しいだろう。
だから、第三位は本気を出すことにした。
やはり殺すつもりはないが、それこそ殺すつもりでかかる。
麦野が全力を出すのなら、こちらも本当に全力で迎え撃つ。
麦野の放った原子崩しを捻じ曲げ、美琴は口を開いた。

「……アンタの気持ちに応じて全力で、なんて言ったけどやっぱりそうじゃなかった、か」

「はぁ?」

美琴は麦野の目を見て、はっきりと言った。

「分かった。やってやるわ。口先だけじゃない、フリなんかじゃない。
正真正銘の全力を見せてあげる。本気の、本気よ」

「くくくっ……。ぎゃはははははは!!
そうだそうだよ超電磁砲!! それでいい!
さっきからお前の戦いに違和感を感じてたんだ!
お前の全力を私の全力で捻り潰す!! それでもって証明完了だ!!」

別に互いに今までがお遊びだったわけではない。
けれどここからはもう一段階上のレベルの戦いとなる。
決戦などではなく、殺し合いだ。
第三位と第四位の本当の戦いが始まる。

仕掛けたのは打って変わって第三位。明らかに先ほどまでとは目つきの鋭さが違う。獲物を射抜くような鋭い目つきだ。
ダンッ!! と床を蹴り猛スピードで麦野へと迫る。どう考えても生身の人間に出せる速度ではなかった。
迎え撃つは第四位。その速度に驚きつつも右腕を居合いのように腰から思い切り振り抜く。
すると原子崩しが途轍もない勢いで半円状に放たれ、一息に扇状に広がり、美琴を両断せんとする。
だが美琴は回避も何もしなかった。
一切の減速をせずにそのまま原子崩しへと突っ込んでいく。


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