過去ログ - 美琴「何、やってんのよ、アンタ」垣根「…………ッ!!」3
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307: ◆nPOJIMlY7U[saga]
2013/05/22(水) 01:04:43.86 ID:NWEpM7fj0
「つーかまーえたー」

隙を晒した麦野沈利を、背後から美琴ががっしりと捕まえた。
最初からこれこそが狙い。
この舞い上がった粉塵に紛れて麦野を捕らえるためだったのだ。
粉塵の中で麦野は美琴の居場所を正確に知る術はないが、美琴は電磁波レーダーにより正確に麦野の居場所が掴める。
そして保険のため光を捻じ曲げ虚像も作っておいた。

「ッ!! なんだと……ッ!!」

美琴に捕まえられている以上、原子崩しのジェット噴射は使えない。
振りほどこうと思えば振りほどけるが、この零距離では何をするにも美琴の方が確実に早い。
つまり、チェックメイト。詰み。勝敗は、決した。

「終わりよ、麦野沈利。この戦い、勝たせてもらったわ」

勝利宣言をした第三位に、第四位は醜く顔を歪めた。

「クッッソがぁぁぁぁ!!」

麦野が原子崩しで構成される閃光のアームを美琴に叩きつけようとする。
美琴を消滅させようとする。だが。

「遅いッ!!」

美琴は麦野に超高圧電流を直接流し込む。
決して死なないように、後遺症を残さないように。けれど絶対立ち上がれないように。
バチバチッ、バリバリバリバリィ!! という耳を劈くような恐ろしい雷鳴と共に青白い電撃が麦野沈利へと流れ込んだ。
美琴のそれは何の抵抗もなく麦野の体を貫いていく。


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