過去ログ - 美琴「何、やってんのよ、アンタ」垣根「…………ッ!!」3
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◆nPOJIMlY7U
[saga]
2013/04/02(火) 23:22:49.23 ID:Y3hy9anU0
その謝罪は九九八二号に届いているのだろうか。
死後魂がどうなるか、とか死後の世界はどうなっているか、なんてことに対して美琴は独自の考えなど持ち合わせてはいない。
だがもし死後の世界、天国や地獄なんてものがあったとしても、いつか美琴が死んだ時そこで九九八二号と会えるとは思えなかった。
美琴が九九八二号に会うことは死後含めもう未来永劫ない。
彼女は死後の世界とやらできっと、いや間違いなく天国に行っただろう。
しかし一万人もの人間を手にかけた自分は、天国なんて上等なところには行けず地獄行きになるだろうから。
どれほどそうしていただろうか。
一際強く吹きつけた風に美琴は唐突に現実へ戻る。
視線を戻してみれば、そこには花束とバッジだけが置かれている。
少し寂しい気もするが、彼女たちはまともな方法で『処分』されていない。
一〇〇三一号にしたように、手を合わせながらやはりインデックスにお願いしよう、と美琴は決意した。
それも死者の意図が分からない以上自己満足に分類されるのだろうか。
だがそれでも美琴は彼女たちを弔ってやりたかった。
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