過去ログ - 美琴「何、やってんのよ、アンタ」垣根「…………ッ!!」3
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◆nPOJIMlY7U
[saga]
2013/06/14(金) 00:29:54.94 ID:D30LGKJg0
学園都市第三位、『超電磁砲』御坂美琴は第七学区のとある鉄橋にいた。
ここに来るのは久しぶりでも何でもない。
つい先日訪れたばかりなのだから。
思えばこの鉄橋は何度も美琴にとって重大な場面を迎えた場所だ。
『実験』時、妹達を助けるために命を捨てようとした美琴をここで上条当麻が止めてくれた。
ほんの数日前、ここで最狂最悪の虐殺者と二度目の邂逅を果たした。
昨日、ここで一方通行と決着を着けた。
本当に不思議な縁だ。
そしてその縁はまだ切れないらしい。
昨日今日と連続でこの鉄橋は美琴に決断を迫る。
何故ならそこに垣根帝督の姿を認めたから。
親友が、『実験』時の美琴と同じようにポツリと立っているのに気付いたから。
まるで世界に自分一人しかいないように、垣根は立っていた。
だが御坂美琴はその世界にズカズカと踏み入っていく。
かつて上条がこうして自分を助けてくれたように。
(垣根……。今行くから。アンタは一人じゃない)
美琴のコツ、コツという足音に反応し、うな垂れていた垣根が顔をあげた。
二人の視線が交差する。そこに言葉はなかった。
薄暗い夜の始まりの中で、御坂美琴と垣根帝督は向き合った。
どれくらいの間そうしていただろうか。数秒にも、数十分にも思える。
お互いに言葉は交わしていないのに、垣根はまるで全てを悟ったように口元に笑みを浮かべた。
「そうか。その顔、その眼。真実を、知ったのか“超電磁砲”」
垣根帝督が口を開いた。
いつもの、あのクールでありながらどこか子供染みていた垣根帝督はどこにもいない。
冷たい声だった。認めたくないが、たとえるなら一方通行のようだった。
冷徹で、残忍で、無慈悲で、人を殺すことに躊躇いを覚えない殺人鬼のような。
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