過去ログ - 美琴「何、やってんのよ、アンタ」垣根「…………ッ!!」3
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◆nPOJIMlY7U
[saga]
2013/06/14(金) 00:41:48.15 ID:D30LGKJg0
「材料はあったはずだ。決め手となるような隠し味はなかったとしてもだ。
それなりの料理は出来たはずだ。テメェも、上条も、人を疑わなすぎる」
思えば、他にもあった。
垣根が一日風紀委員をしたあの日のことだ。
あの日、無能力者狩りをしている能力者を二人で捕まえに行くこととなり、一本の路地裏へと出向いた。
そこで垣根と美琴は二人組みの能力者の奇襲を受けたことがあった。
美琴は己の能力の応用である電磁波レーダーを用い事前に察知し、回避することに成功した。
だが、垣根帝督はどうだ?
――『(……来たわね。反応は二。後方三メートル地点から上方二メートル地点に一人。
もう一人は前方僅か一メートル地点、そこから上方二メートル。二人とも廃ビルに身を隠してるわね)』――
――『垣根』――
――『ああ。“分かってる”』――
何故垣根は“分かっていた”のだろう。
能力者の隠れ方がお粗末すぎた、というわけでもないのに。
垣根帝督は大能力者の極普通の青年なのだ、“まさかそういった状況に慣れているわけでもあるまいに”。
しかもそれだけではない。その能力者の能力を分析した時にも今思えば疑問点はあった。
――『(一人は空力使い、もしくは風力使いね。もう一人は……)』――
――『念動能力者。もしくはお前と同じ電撃使いだな』――
たしかに、不可能ではないだろう。
ATMの残骸が飛んできたところからそう推測するのはとんでもなく難しいというわけでもない。
だが、だ。それでもあまりにも垣根の判断は速やかで鮮やかすぎた。
隠れている能力者を一瞬で見破ったのと同様、一目それを見ただけで能力の系統を看過してみせた。
美琴のように、これまで学園都市の暗部と戦ったことがあるわけでもない。
風紀委員でもなく普通に日々を過ごしてきた一般人の青年とするには、あまりにも戦い慣れしているように思える。
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