過去ログ - 美琴「何、やってんのよ、アンタ」垣根「…………ッ!!」3
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◆nPOJIMlY7U
[saga]
2013/06/23(日) 23:37:16.61 ID:33h1gMkd0
「ぐあァァァァァァッ!!」
能力で最低限の防御は行ったのだろう。
でなければ彼の華奢な体はとっくに砕けているはずだ。
今の一方通行は隙だらけ。追撃をかけることも容易だ。
だが垣根はそんな一方通行には目もくれない。ただ脳内で膨大な計算式を展開させていた。
(奴の『反射』の具合から遡れば絶対にあるはずだ。
探せ。それさえ見つければ―――……!! これだ!! 『掴んだ』!!)
垣根帝督が行っていたのは一方通行の『反射』の逆算だ。
『反射』はたしかにあらゆるものを跳ね返す。だが全てを、ではない。
分かりやすいところで言えば酸素や重力。
酸素を弾けば死んでしまうし、重力を跳ね返せば大気圏外まで吹き飛んでしまう。
そういった“穴”を掴み、後はそのベクトルに偽装しその方面から攻撃を加えればいい。
そうすれば一方通行の『反射』のフィルターを騙し、攻撃を有効化させることが出来る。
とはいえ、こんな芸当が可能なのは世界で垣根帝督ただ一人だ。
『未元物質』による、一方通行が無害と認識してしまう有害。分かりやすく言えばこうなるだろう。
一方通行の『反射』は非常に強力だ。
単純に『未元物質』をぶつければ破れる、なんて甘いものではない。
もしぶつけるだけで破れるならば、先ほど垣根が叩きつけた白翼で破れているだろう。
『未元物質』はこの世界に存在しない物質、だがその未知すらも一方通行は容易く『反射』した。
一方通行は必要最低限のもの以外は全てを『反射』対象に設定している。
そのためたとえ未知の物質である『未元物質』をぶつけても『それ以外のベクトル』と判断され、その壁を超えることはできなかった。
『必要最低限のもの』にベクトルを偽装するという手順を踏んで、ようやく攻撃を有効化させられるのだ。
(先の烈風と月光に数万のベクトルを注入しておいたのは正解だったな。
おかげで簡単に穴を見つけられた)
垣根が通用しないと分かっていたのに翼で攻撃を加えようとしたり、烈風を浴びせていたのはこのためだ。
『反射』の具合からどういったベクトルなら届くのかを逆算するためのもの。
そして今、
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