過去ログ - 美琴「何、やってんのよ、アンタ」垣根「…………ッ!!」3
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484: ◆nPOJIMlY7U[saga]
2013/06/24(月) 00:33:49.14 ID:Q/pVMErx0
「あァ、認めてやる。オマエは強い。
俺にここまで傷を負わせたのはオマエで二人目だ。そこは誇ってイイぜ」

だがな、と一方通行は一言区切って、

「オマエとオリジナルがどンな繋がりを持ってたかは知らねェよ。
だがオマエにとって、オリジナルは守るべき存在じゃなかったのか。
経緯は知らねェし知りたくもねェが、そォ思えたンじゃねェのか。
違うとは言わせねェ。オマエは確かにオリジナルのことをこォ言った。『一緒にいたかった人間』とな」

「…………」

垣根は何も言葉を返さない。返せない。
ただ黙って一方通行の言葉を聞くしかできなかった。

「俺は言ったはずだ、『守るべき者のためなら全てを捨てろ』ってなァ。
それは単に力や命のことを指してるだけじゃねェンだよ。
それが何を指してるか、それくらいオマエで考えろ。それが出来ないほどの頭じゃねェだろ、第二位」

もっともオマエに今後があれば、の話だが、と一方通行は言った。
彼は続ける。

「なンでオマエが俺に勝てねェか、だと?
言っておくがな、オマエみてェに自分も守るべきものも見失った奴に俺は倒せない。
最初にオマエが『権利』なンて言葉を口にした時から、勝敗は決まってたンだ。
―――だからオマエは三流なンだよ。いつまで経っても二番目だ、メルヘン野郎が」

吐き捨てるように、彼は言った。
更に、一方通行はとどめを刺す。

「挙句、守るべきものをオマエの手でブチ壊しにしただと?
どこまでも救えない野郎だ。吐き気がする。
オマエの弱さのツケを、よりにもよって大切な人間に、オリジナルに払わせてンじゃねェよ。
一体オマエはどれだけ堕ちれば気が済むンだ?
クズの俺でさえ、守るべきもの(ラストオーダー)を殺そォなンてふざけた考えをしたことは一度もねェぞ」

一方通行は自分が正しい人間ではないことなど分かっている。
それを踏まえた上で、尚一方通行は垣根帝督を蔑視する。
別に垣根が人殺しだからとか、外道だからとかそんなことでは勿論ない。


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