過去ログ - 美琴「何、やってんのよ、アンタ」垣根「…………ッ!!」3
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◆nPOJIMlY7U
[saga]
2013/07/01(月) 23:42:19.32 ID:eukE64Mw0
「だから格下言うな! 格下格下言うけどね、少なくとも私は今のアンタよりはよほど使えるわよ!」
実際、美琴と垣根、一方通行ではあまりにも状態が違いすぎる。
普段ならいざしらず、今の垣根と美琴が戦えば美琴が勝つ可能性が高い。
「じゃあ力ずくで俺を止めてみるか?」
垣根は美琴を挑発するように、軽薄な笑みを浮かべ軽い調子で言った。
それを受けた美琴は全く動じず、垣根の治療を続けた。
その顔にはほんの僅かの悲哀の色が浮かんでいた。
「……しないわよ」
あの時、あの鉄橋で最後まで力を振るうことを拒絶した美琴が、そんなことをするわけがない。
もしこれが白井や佐天だったら、危険だからと止めたかもしれない。
もしかしたら気絶させてでも止めたかもしれない。
だが垣根は超能力者の実力者で、既に深く事情を知っていて、暗部の人間だ。
それに、先ほど第三次製造計画の話を聞いた時に自分を止めないでくれた垣根にそれは出来なかった。
「そうかい」
垣根はそれを聞いても特に何も反応はしなかった。
「ま、少なくともそこのホワイトラビットは役に立たねえだろうな」
「……オーケェ。そンなに死にてェならお望み通り殺してやンよ」
ナチュラルに喧嘩を売る垣根。
一方通行も瞬間で切り返し、またも二人の間で火花が散り始めた。
美琴がため息をついてまたも注意しようとした時、垣根が自分の首筋を人差し指と中指でトントンと叩いて、
「電極」
とだけ呟いた。
「バッテリー、もう虫の息だろ」
「……あ」
そういえば今の一方通行は妹達の代理演算を受けている身。
能力が使用できるのは僅か三〇分、と言っていたことを美琴は思い出す。
それに一方通行の電極のバッテリーは能力を使用しなくても消耗はする。
あくまで能力を使うと消費が激しくなる、というだけであって使わなければ問題ないというわけではない。
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