過去ログ - 美琴「何、やってんのよ、アンタ」垣根「…………ッ!!」3
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◆nPOJIMlY7U
[saga]
2013/07/02(火) 00:13:56.95 ID:WA1Iw3Q90
「ただ、相手だって一方通行にまともな戦力が通用しないことくらい分かってるんじゃないの?」
「やりよォはある。それこそキャパシティダウンとかな」
「テメェなんかジャミングされりゃ廃人だからな。役立たずが」
「安い挑発してンじゃねェよ」
そういった対策が練られているだろうことを分かった上で、トップツーは動じない。
絶対の自信を持って、彼らは口の端を吊り上げた。
一方通行の電極は美琴によって充電された。垣根の体も治療と同じく美琴によってある程度は回復した。
一方通行と未元物質が焦る理由など、塵一つも存在しない。
「そこまで分かっていて、馬鹿正直に突っ込むっての?」
美琴が不安げな表情で訊ねた。
準備万端整った罠に自ら突っ込むなど、馬鹿のすることだ。
だがやはり二人は動じない。
「余計な心配すんな。それより、御坂。
お前にはこいつらの相手をしてほしい。頼めるか?」
「……そォだな。その間にこっちで全部終わらせる」
垣根が提案すると、僅かな間の後に一方通行がそれに同意した。
「それは構わないけど、でも……ううん。
分かった、ここは美琴様に任せなさい! その代わり、アンタも無事に戻ってきなさいよ!
言っとくけどその怪我全然治ってないのよ?」
「分ぁってんよ」
「アンタも。……不本意だけど、アンタに何かあれば打ち止めが悲しむのよ」
「……おォ」
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