過去ログ - 美琴「何、やってんのよ、アンタ」垣根「…………ッ!!」3
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◆nPOJIMlY7U
[saga]
2013/07/04(木) 23:38:42.22 ID:g7lwC82X0
少しの後、彼らの足が止まった。目の前には分かれ道。
いくら垣根が潮岸の隠れ家の場所を知っていたとはいえ、その内部構造まで把握しているわけがない。
一方通行も同様だ。よって、どちらが奥へ通じている道なのか判別することはできない。
「面倒くせえな。全部ぶっ壊して進みゃ簡単なのによ」
「潰すのは潮岸から第三次製造計画について聞き出してからだ」
「分かってるっつの。軽い冗談だよ」
一方通行も垣根もそれができるだけの力を持っている。
しかしそうすると話を聞く前に潮岸を殺してしまう可能性がある。
潮岸がどこにいるかはっきりしない以上、それは危険な賭けだった。
「ま、考えてみりゃテメェとおさらばする絶好のチャンスだ。
俺は好きにさせてもらう。テメェはテメェで勝手にやるんだな」
「中で野垂れ死なねェよォに祈っとくンだな」
二人はそれ以上言葉を交わさず、それぞれ別々の道へ進む。
勿論、分かれて行動すればそれだけリスクも上がる。
だが自身の実力に絶対の自信を持ち、そして何より一方通行と、垣根と行動したくない彼らは何の躊躇いも見せなかった。
一方通行と分かれた垣根は、油断なく周囲を警戒しながら先へ進む。
途中またも分かれ道があったが、建物の構造などからの推測が一割と九割の勘で歩みを進めた。
すると、開けた少し大きな一室に出た。
あまり物もなくさっぱりとしていて、使用されていない倉庫のような感じを受ける。
そしてそこでは、一人の男が垣根を待ち構えていた。
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