過去ログ - 美琴「何、やってんのよ、アンタ」垣根「…………ッ!!」3
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◆nPOJIMlY7U
[saga]
2013/07/04(木) 23:40:55.35 ID:g7lwC82X0
「中ボス登場ってか? ああ、悪いな。お前みたいなのじゃ中ボスも務まらねえか」
知らない人物だ。
しかしそれでも垣根は、即座にその男を小物と断定した。
小太りの男だった。垣根帝督という超能力者と対峙しているくせに、その顔に恐怖の色はない。
「いきなりご挨拶だね、垣根帝督。
自己紹介くらいしておこうか? 僕は馬場芳郎。『メンバー』の一員さ」
馬場芳郎と名乗った男は、やはり目の前にいる人間が垣根だと分かっている。
それでいて、余裕の態度を崩さなかった。
「今から死ぬ野郎の名なんざ聞くだけ無駄だ。
雑魚は引っ込んでろ。今なら見逃してやる。小物をいたぶって喜ぶ趣味は持ち合わせてねえ」
だが余裕なのは垣根も同じだった。
両手はポケットに入れられたまま。
その目は馬場の目を見ておらず、目の前の男など歯牙にもかけていない。
事実両手をポケットに入れたままでも馬場を一〇〇回殺すくらい何でもない。
「全く、超能力者ってのはどうも自信過剰だね。そんなことだから―――」
「こうして、背後をとられるんですね」
垣根の後ろから、声。
今まで誰かがいたとは思えない。事実、いなかった。
そうでなければ垣根が気付かぬはずがない。
だというのに、まるで瞬間移動したかのようにそれはそこにいた。
「……空間移動系能力者(テレポーター)か」
つまらなそうに呟く。
垣根の喉には、背後に回った男が持っている鋸が突きつけられている。
この男がその気になれば、即座に垣根の喉を切り裂けるだろう。
査楽と名乗った男の気分一つで、垣根の生死は決定される。
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