過去ログ - 美琴「何、やってんのよ、アンタ」垣根「…………ッ!!」3
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◆nPOJIMlY7U
[saga]
2013/07/07(日) 23:48:18.54 ID:tI6cvgON0
「お姉様が何か大変なことを抱えてらっしゃるのは一目瞭然ですの!!
今回のお怪我だってそういうことでしょう? つい先日のことも、明日のことだって!!」
それは敬愛するお姉様の力になれない白井の、悲痛な叫びだった。
いつも、美琴に置いて行かれてしまう。
そばにいて力になってあげたいのに、それができない。
白井がそこまで悟っているとなると、もうこれ以上誤魔化すことは出来ない。
そう思った美琴はあっさりとそれを認めた。
大切な人の力になれないもどかしさは理解出来る。
「……そうね。たしかに私はアンタに隠し事をしてる。
それも飛び切り大きいね。で、それはまだ終わってない。
明日、それに決着が着く。絶対に着けてみせる」
美琴が決意に燃える瞳で白井に訴えると、白井も力強く美琴の目を見て返す。
「ならばわたくしも連れて行ってくださいまし。一人置いてけぼりのされるのは嫌ですのよ」
白井はふざけているのではない。ましてや冗談などでもない。
本気で言っているのが分かった。
美琴はそれらを全て正しく理解した上で、答える。
「駄目よ。絶対に、駄目」
即答だった。
「なんでですの!? わたくしでは力不足とでも言うおつもりですの!?
たしかにわたくしは超能力者ではないですし、お姉様と比べれば大したことのない力かもしれません。
ですが、わたくしの覚悟と決意は本物ですわ!! どうしてそれを否定するんですの!?」
「黒子」
「腹は決まってますの!! どんな汚い連中が相手でもわたくしは構いません。
命の危険があることだって分かっているつもりです。お姉様がここまで戦っている相手ですもの。
でも、それでも、わたくしはお姉様のお力になりたいんですのぉ!!」
「黒子!!」
美琴に否定され、錯乱したようにかぶりを振る白井の両肩をしっかりと掴んで固定し、美琴は呼びかける。
混乱した白井の目を、真っ直ぐに美琴の目が射抜く。
白井はどこか怯えたように美琴に視線を戻す。
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