過去ログ - 美琴「何、やってんのよ、アンタ」垣根「…………ッ!!」3
↓
1-
覧
板
20
764
:
◆nPOJIMlY7U
[saga]
2013/07/09(火) 23:11:43.32 ID:pV7ChZsi0
即ち、全く常識の当てはまらない異空間が形成されるということだ。
『未元物質』に引き摺られる形で法則は変化し、教科書の法則やこれまで学んできた常識が根底から覆される。
そのあまりに恐ろしさに、美琴は身を震わせる。
「流石に理解が早いな。要するにそういうことだよ」
こんな非常識な力を説明されては、美琴は自分が三番目である理由を理解せざるを得なかった。
あまりにも上位二人が桁外れすぎる。
超能力者は七人いるが、一方通行と垣根の二人だけ明らかにぶっ飛んでいる。
この二人からすれば、美琴を含め残りの五人など所詮はどんぐりの背比べなのだろう。
「……そういえば、一方通行の『反射』にはどうやって?」
如何なこの世に存在しない法則とはいえど、ベクトルは存在する。
地球上にはあり得ないベクトル。だがそれはベクトルであることには変わりないのだ。
魔術も同様で、学園都市製の能力とは全く異なる法則ではあるがベクトルは存在した。
だからこそ不完全とはいえ『反射』が働き、一方通行は傷を負うことはなかった。
あくまで逸らしただけだが、同時に逸らせるのなら一方通行にダメージは通らない。
だが美琴が二人を見つけた時、垣根だけでなく一方通行も重傷を負っていた。
『反射』がまともに機能していたらそんなことになるはずがない。
となると垣根は何らかの手段を拵えて絶対防御を打ち破ったということになるのだが、その方法とやらが分からない。
「一方通行の『反射』。一見あれは隙のない完全防御壁に見えるが、実際はそうじゃねえ。
光を『反射』すれば何も見えないし、音を『反射』すれば何も聞こえない。
言うなればあれはホワイトリスト方式なんだ。
必要最低限のものを、必要最低限の分だけ通してる」
垣根は区切って、
「だがそれは言い換えれば一部のものは例外として通してるってことだ。
ま、当然だな。本当の意味で何もかもを跳ね返しちまったら呼吸も出来ないし、すぐに宇宙まで飛んでいっちまう。
そこがあれの脆弱性だ。もし全てを『反射』するものだったら、俺もどうしようもなかった。
だが隙があるなら話は別。俺の『未元物質』をあいつが無意識に受けているベクトルに偽装し、そのベクトル方面から攻撃を加えればいい。
明かしてみりゃそれだけのトリックだ」
<<前のレス[*]
|
次のレス[#]>>
1002Res/821.30 KB
↑[8]
前[4]
次[6]
板[3]
1-[1]
l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。
過去ログ - 美琴「何、やってんのよ、アンタ」垣根「…………ッ!!」3 -SS速報VIP http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/kako/1364896548/
VIPサービス増築中!
携帯うpろだ
|
隙間うpろだ
Powered By
VIPservice