過去ログ - 美琴「何、やってんのよ、アンタ」垣根「…………ッ!!」3
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772: ◆nPOJIMlY7U[saga]
2013/07/09(火) 23:36:43.09 ID:pV7ChZsi0









結局、二人とも自分で買いに行くことになった。
二人が自販機の前にやってくると、そこには先客がいた。
取り出し口から缶を取り出しているその少年は、ウニのような特徴的な髪型をしていた。
一目でそれが誰だか分かった垣根と美琴は特別警戒することもなく親しげに声をかけた。

「よう、空条」

「アンタ何してんの?」

突然背後から声をかけられたその少年は、一瞬体を震わせてからおっかなびっくりと振り返る。
そこに見知った顔を見つけたからか、まるでほっ、と安堵したかのように息をつく。

「何だ、お前らか。つか垣根ぇ、空条はやめてくださいって言いませんでしたっけ?」

「んなもん知らん。で、どうしたんだよ上条」

「また何かに首突っ込んだわけ?」

ツンツン頭の少年―――上条当麻は大袈裟に肩を落とした。
見てみればその頭には包帯が巻かれ、他にもあちこちに怪我の痕がある。
垣根と同じような状態で、要するにそれなりの怪我を負っていた。
上条の体質をよく知る美琴はどうせまたいらぬことに踏み込んだのだろう、と大きくため息をついた。
実際はそうではなく、依頼されて懲りずに学園都市に侵入してきた魔術師を殴り飛ばしてきたのだが、二人がそれを知ることはない。


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