過去ログ - 美琴「何、やってんのよ、アンタ」垣根「…………ッ!!」3
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◆nPOJIMlY7U
[saga]
2013/07/10(水) 00:11:19.47 ID:lrbalcEn0
木原。その名前がずっと頭に残って離れない。
脳内に蘇るのは思い出したくもないイカれた気違いの顔。
チッ、と舌打ちして垣根帝督はごろりとベッドに横になる。
第三次製造計画なんて、どうでもいい。
妹達など、自分には何の関係もありはしない。
だがそれでも。それは垣根の世界を侵している。
様々な苦境を超え、ようやく辿り着いたこの居心地の良い世界を壊そうとしている。
そんなことを認めるわけにはいかない。ならば、戦うしかない。
御坂美琴一人でも欠けてしまったら、それだけで垣根の世界は音をたてて崩れてしまうのだから。
しかもそれを行っているのが『木原』となれば、もう垣根は黙ってなどいられない。
勿論その木原があの木原なのかは分からない。
だがそれでも、放置してはおけない。その可能性は十分に考えられた。
(俺の領域に侵入したことの意味を、思い知らせてやる)
だから垣根帝督は抗ってみせる。
セ カ イ
どれだけ滑稽でも、自らの居場所を守るために。
第三次製造計画。その単語を聞いただけで、一方通行の頭は沸騰しそうになった。
学園都市は一体どれだけ妹達を弄べば気が済む。
どれだけの命を握り潰せば満足する。
一体どの口がそんなことを。というのは痛いほどに分かっている。
それでも、守ると決めたのだ。一度過ちを犯したからと言って、これからも過ちを犯し続けるわけにはいかない。
そして、木原。最悪の組み合わせだった。
一方通行は知っている。学園都市の残虐性を。『木原』の異常性を。
なればこそ、一秒でも早く叩き潰さなければならない。
第三次製造計画が本格的に量産体制に入ってしまえば、またも悲劇が繰り返される。
御坂美琴に言われた。間違いを犯したからこそ分かること、出来ることだってある。
少なくとも木原を殺し第三次製造計画を壊滅させることは出来ることだと一方通行は考える。
もう、繰り返さない。絶対に。
(かつて一万の死を撒き散らした俺が、これから生まれる万の悲劇を枯らす。
それが第三次製造計画を知った俺の義務であり、俺の意思だ)
だから一方通行は戦う。
何度泥に塗れようとも、守りたいものを守るために。
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