過去ログ - 美琴「何、やってんのよ、アンタ」垣根「…………ッ!!」3
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818: ◆nPOJIMlY7U[saga]
2013/07/11(木) 23:51:43.24 ID:XKyRLi0g0
分断させての各個撃破。戦いの基本でもある。
だからこそ、この状況は敵の思い通りということになる。
これは面白くない状況だ。一刻も早く垣根と合流すべきだろう。

「垣根!! 何とかして戻って来れない!? それとも私が何か道を探して……」

『ああ……いいわ。その前にこの子猫ちゃんたちを可愛がってやらねえといけねえらしい』

「ッ」

どうやら垣根は早速敵と遭遇したらしい。
というより垣根を引き摺り込んだのだから、待ち構えていたという方が正確か。
だが垣根は現在、一方通行との戦いで負った傷のせいでその力を全力で振るえない状況にある。
応急手当と冥土帰しによる治療を受けたとはいえ、まさかたった一晩で回復するはずもない。
勿論ある程度は回復しているが、やはり全力には程遠い。

垣根の実力を侮っているわけではない。
だが垣根の状態、そして敵の戦力が未知数であることとこの状況を鑑みれば、一人で戦わせることは正しいのか。
自分と垣根、第二位と第三位でタッグを組んで立ち向かった方がより万全なのではないか。
そんな思考が美琴の頭を高速で駆け抜ける。

『手助けはいらねえよ。あまり俺を舐めんじゃねえ。それに、そっちにもすぐに敵が来るはずだぜ』

折角二人の分断に成功したのだ。
単に美琴を撃破するためにも、合流を阻止するためにも、敵は動くはずだ。
時間はない。どうするべきか。
悩んだ結果、美琴の出した結論は。

「……分かった」

向こうのことは、垣根に任せる。
何せ第二位だ。自分より上位の超能力者なのだ。
いくらハンデを背負っているとはいえ、簡単にやられてしまうことはない、と信じたい。
自分に出来ることは一刻も早く敵をぶちのめし、後々の問題の種を枯らしておくこと。


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