過去ログ - 美琴「何、やってんのよ、アンタ」垣根「…………ッ!!」3
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823: ◆nPOJIMlY7U[saga]
2013/07/11(木) 23:55:00.85 ID:XKyRLi0g0









「……何だここは? 馬鹿でけェな」

そこはまるで学校の体育館を思わせる、広大な空間だった。
一辺二〇〇メートルほど、高さも二〇メートルはあろうかという相当のものだ。
ここが地下に埋もれている部分だということを思い出し、一方通行はハッ、と嗤う。
一体どれだけ広大な領域を展開しているというのか。
ここは地下が発達した第二二学区でもなければ地下帝国などでもなかったはずだが。

謎の足音に誘われるがままに辿り着いたそこは、もしかしたら戦闘訓練にでも使う場所だったのかもしれない。
それならまだこの大きさも理解できる。
だがそんなことはどうでもいいのだ。
そう、今一方通行が注意を向けるべきは。彼の目の前に背中を向けて立っている、一人の女性。

この後に及んでこの人物が死体になっていた連中と同種だなどという眠たいことを言うつもりはない。
この明らかに戦闘用であろうこの空間まで自分を誘い込み、こうして立っているのだ。
学園都市最強に対抗できる純粋な戦力か、あるいは何らかの奇策か。
とにかく何かを弄してあるのだ。

だから一方通行は一切の油断をしない。
いつでもチョーカーを切り替えられるように準備をしておく。
すると、突然その女性がこちらへ振り返った。
別に何らおかしなところはなかった。普通の女性。それが一方通行が抱いた最初の率直な感想だった。


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