過去ログ - 美琴「何、やってんのよ、アンタ」垣根「…………ッ!!」3
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837: ◆nPOJIMlY7U[saga]
2013/07/13(土) 23:22:31.62 ID:1Q7PmUHI0
音速以上の速度で激烈に突撃した垣根帝督に対し、少女たちは動揺しない。
垣根の行動を読んでいたのだろう、目の前にいた相園がまるでスケートの如く地を滑るように高速移動し回避する。
たたらを踏んだ垣根を突き殺すように、突如として床から黒い刃が勢いよく飛び出した。
人体など容易に切断してしまうような恐ろしい凶器。
だがそれは垣根の背中から出現した六枚の白い翼に阻まれる。

「知ってはいたけど、やっぱりメルヘンだよね、それ」

「うるせえよ。自覚してんよ」

真紀はからかうように言いながら、能力を発動させる。
真紀だけではない。ズズ、と五人全員に同時に変化が起きた。
服が溶けるように形を変え、まるで黒いドレスのように変質する。
続けて彼らが戦っているフィールドそのものに変化が起きる。
ズズズ、と床や壁が波打つように蠢き、うねうねと生き物のように脈打ち始めた。

「……何だ?」

「これが私たちの能力。支配下に置かれた空間。ここはあなたの知る空間じゃないんですよってね!」

友莉は笑って、手元に黒い刃を生成した。
先ほど飛び出したものと同質のものだ。ガンキンゾンザン!! と容赦なく切りかかってくる友莉を『未元物質』で軽くいなす。
あの黒い刃と同じものならば、『未元物質』で防げることは既に判明している。
身を低くして振るわれた一閃を白い翼で弾き飛ばし、垣根は一度距離をとる。


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