過去ログ - 美琴「何、やってんのよ、アンタ」垣根「…………ッ!!」3
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862: ◆nPOJIMlY7U[saga]
2013/07/15(月) 00:35:12.17 ID:Ey27nqdF0
「サイボーグだと……?」

一方通行は木原の罵詈雑言に一〇〇倍返しにして言い返してやりたい気持ちをぐっと堪え、タブレットを持つ恋査を見つめた。
見た目にはとてもそうは見えない。人間そのものだ。
だが先ほど背中から現れた科学的で巨大な花。あれもサイボーグだとするなら納得は行く。

『ちなみにそいつは統括理事会のとっておきってヤツだから。
あんま余裕ぶっこいてっと俺に殺される前にそいつに殺されちまうぞ。
せっかく用意した俺のもてなしも無駄になっちまうし、そんな盛り下がるオチだけは勘弁しろよ』

そこまで言うと木原は一方的に会話を打ち切り、タブレットの画面がぷつりと消えた。
それを確認した恋査はタブレットをゴミのように放り捨ててしまった。

「そういうわけですので、あなたにはもう少しやる気になっていただかないと。
ああ、そう言えばあなたは垣根帝督との戦いで重傷を負っているのでしたね。
とはいえそんなことでは私にはとても勝てませんよ」

「木原のカスがサイボーグっつってたな。
統括理事会の隠し玉だと? 一体何者なンだ、オマエ」

「想定カタストロフ029」

恋査の整った声が響く。
聞き覚えのない単語に一方通行は目を細めた。

「『学園都市に七人いる超能力者が全て同時に統括理事会へ敵対行動を取った場合の対応策』。
そのために生み出されたのが私です。つまり、今の私は七人全てを個別に撃破するだけの能力を授かっている。
くれぐれも、私を軽んじたり私を無視して先に進むなどという愚策が通じるとは思いませんよう」


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