過去ログ - 美琴「何、やってんのよ、アンタ」垣根「…………ッ!!」3
1- 20
865: ◆nPOJIMlY7U[saga]
2013/07/15(月) 00:40:46.88 ID:Ey27nqdF0
たしかにそうだろう。『未元物質』や『一方通行』すら使えるのならば第七位一人を撃破するのは難しくもない。
一方通行はつい先日死闘を繰り広げた垣根帝督などよりも、よほどやばい相手と相対しているのかもしれない、と思った。

「ですから、こんなことも可能です」

恋査は胸ポケットから何かを取り出し、手に乗せた。
そしてその右手を突き出し、バチバチと紫電を纏わせる。
その構えに、その力に見覚えがあった。
かつてその身で味わった超能力者の力。

学園都市第三位。『超電磁砲』御坂美琴の力。
そして放たれようとしているのは、その能力名にして代名詞でもある超電磁砲。

(超電磁砲だとォ!? クソッタレ、よりもよってオリジナルの……ッ!!)

『原子崩し』でも『心理掌握』でも何でもなく。
恋査が選択したのは御坂美琴の『超電磁砲』。
それはただの気分だったのか、それとも一方通行の心理を読み取った上での選択だったのか。

走る電撃が、特徴的なその構えが、美琴のものと被って見える。
恋査の動きは何一つ本物の美琴と変わらない。トレースしたように僅かほどの差もない。
分かっている。それでも目の前にいるのは恋査だ。
『超電磁砲』の力を使っていても、こいつは御坂美琴ではない。

だがそこで一瞬―――本当に一瞬、瞬きほどの、もしかしたらそれ以下かもしれないほど短いが確かな迷いが生まれた。
その文字通りその刹那の間に、音速の三倍もの速度で超電磁砲が容赦なく一方通行へと放たれた。


<<前のレス[*]次のレス[#]>>
1002Res/821.30 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice