過去ログ - 美琴「何、やってんのよ、アンタ」垣根「…………ッ!!」3
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888: ◆nPOJIMlY7U[saga]
2013/07/15(月) 01:11:37.89 ID:Ey27nqdF0
「……何だ?」

一方通行は疑問を抱く。今恋査が使用している能力は何なのだろうか。
第一位でも、第二位でも、第三位でも、第四位でも、第五位でもない。
だとするなら消去法的に第六位の能力ということになるのだが、果たして第六位の能力はあんなものだっただろうか。

一方通行は七人全ての能力を把握している。
いや、把握とまで言うと正しくない。酷く大雑把に知っていると言うべきか。
第四位は攻撃に特化した電撃使い亜種ということだけは知っていたし、第二位は一切の下位互換を持たぬ異色の能力とだけ知っていた。
勿論詳細など知らなかったわけだが、目の前の現象とおぼろげに知っている第六位の能力は結びつかない気がする。

一方通行が思考を巡らせていると、足元にまで広まったオイルの水溜りから突如黒い刃が突き出してきた。
咄嗟に反応した一方通行が反射的に大きく跳ね、寸でのところで回避する。
だが息つく間もなく可燃性オイルを利用したミサイルのようなものが一方通行を狙う。

(そォか、そォいや半径二〇〇メートル以内の能力者からも能力を引き出せるンだったな。
この施設のどっかにこの能力の持ち主がいンのか)

しかし所詮はただのオイル。当然『反射』の餌食となる。
だが跳ね返ったそれは恋査に直撃するも、そのままオイルでできた装甲に溶け合わさって恋査にダメージを与えることはなかった。
たとえ『反射』されても自身がダメージを負うことはないのなら問題はない。

(こいつ……何考えてやがる?)

分からなかった。一方通行に対抗するには陳腐な能力だ。
わざわざ超能力者たちの能力を使うという選択肢を放棄してまで使う価値のある力とは思えない。
一方通行が恋査に超音速で突撃を仕掛ける。
恋査は能力を切り替えようとするも間に合わず、一方通行の手痛い攻撃を受け吹き飛ばされた。


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