過去ログ - 美琴「何、やってんのよ、アンタ」垣根「…………ッ!!」3
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939: ◆nPOJIMlY7U[saga]
2013/07/18(木) 23:56:16.21 ID:mkb+o6si0
(がっ、は……っ!! 高度の問題を、確認……!!
こ、この能力は、ただの発火能力のはず。そんなはずはないと思いましたが、現象としては、確かに……!!
何故その力を引き出した途端に、こんな破壊行為が……っ!?)

そんなことを考えている場合ではない、と恋査は知った。
背中に巨大な花を展開させようとするも、まるで作動しない。

(致、命的な問題を、確認……っ!! じ、人体配線の、き、緊急解除を……!?
づ、コ、コマンドを、受け、受付けな……っ!?)




崩れ落ちる恋査を見て、一方通行は立ち上がり獰猛に嗤う。
全てはこの一瞬のため。何もかもが予想通り。
事態は第一位の頭脳が予測した通りに転がった。

「っが、か……ぁっ!! ア、アクセラ、レータ……。
一体、なっ、何をっ、何を……!?」

一方通行は、答えない。
もう恋査は再起不能だ。そう思う。
だがそれでも万が一ということはいつだって起こり得る。
みすみす機会を逃して後で後悔するのは馬鹿のやることだ。

だからこそ一方通行は。
ついに掴み取ったこの千載一遇のチャンスを無駄にはしない。

「スクラップの時間だぜェ!! クッソ野郎がァァァッ!!」

砲弾のように突進。右手を容赦なく恋査の腹部に突き刺す。
『反射』はもはや働いていない。ずぶずぶ、と奥深くまで指し込み、そこを流れる電気信号などのベクトルを掌握。

「あばよ」

そして躊躇なく逆流させた。
それで、超能力者の能力を自在に引き出す恋査という悪魔的存在は、完全なる死を迎えた。
たった一つしかない体が完全にスクラップになった以上、恋査という存在が再度産み落とされることはないだろう。
恋査が完全に動作を停止したのを確認して、一方通行は電極のスイッチを元に戻す。
残りバッテリーは能力使用モードで一四分だった。半分以上を恋査一人に費やしてしまったらしい。


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