過去ログ - 美琴「何、やってんのよ、アンタ」垣根「…………ッ!!」3
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◆nPOJIMlY7U
[saga]
2013/07/18(木) 23:57:24.63 ID:mkb+o6si0
恋査は知らなかった。
それは人が太古から用いてきた、古の技術。
恋査は知らなかった。
それは才能のない人間が、それでも才ある者と並ばんとするために生み出された異能。
恋査は知らなかった。
それは科学と対を為す、別世界の法則。
―――その名を『魔術』と言う。
世界とは学園都市だけではない。
神話や伝承から形を得る、まさに幻想のようなそれ。
科学という現実に対しての、魔術というオカルト。
現実と幻想は、科学と魔術は、決して相容れない。
才ある者と才なき者は交わらない。
故に能力者に魔術は使えない。そして魔術師もまた能力は行使できない。
その禁を破ろうとすれば、待っているのは強欲への罰。
既に力を持っている者が更なる力を得ようとすることは罪深いことだ。
だからこそ、魔術という神聖なる別の力に手を出した恋査は相応の罰を受けた。
禁じられた果実を食みエデンを追い出された二人の男女のように、強欲は常にタブーだ。
とはいえ、ここには一つの賭けがあった。
全てを計算した一方通行でも読み切れなかった不確定要素。
即ち九九パーセントがサイボーグである恋査に魔術の副作用は起きるのか、という問題。
能力者と魔術師では頭の回路が違う。
ならば視床下部だけとはいえ脳が搭載されている以上、副作用は起きると読んではいたが……。
はっきり言ってこれは賭け以外の何物でもなく。そして一方通行は賭けに勝ったのだ。
そして、そもそもの問題として。
どうやって一方通行は魔術を誘発させ得たのか。
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