過去ログ - 【安価】京太郎「清澄にチャンピオンがやってきた」和「3スレ目です」
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803: ◆HrLD.UhKwA[saga]
2013/05/02(木) 22:12:42.16 ID:IICvVF0X0
シリアスに見えてただのポンコツ同士の会話。


宮永「あら、そんなことなの?」

宮永「もちろん構わないわよ。ちょうど、インターハイ用の出場チームも決まったところだしね。『チーム虎姫』の大黒柱として、ゆっくり英気を養うといいわ」

宮永「そうだね。他のメンバーも休みにしようかしら」

菫「監督、そのチーム虎姫についてなんですが」

菫「大会本部へのオーダーの提出はもう少し待ってもらえませんか?」

宮永「あら、今のメンバーに不満でもあるの?」

菫「そうではありません。確かに今のメンバーは歴代でも最強といえるかもしれません」

菫「ですが、これまでチームを引っ張ってきたのは照です」

宮永「クスクス、なるほど。今度の休みを利用して照を連れ帰ってくると?」

菫「話が早いようで助かります」

宮永「わかったわ。もしも貴女が照を連れ帰ってきた時には考えましょう」

菫「ありがとうございます」

菫(思ったよりも、簡単に話が付いたな。私に説得ができないと高を括っているのか)

菫(別にそれでも構わんが、たとえ監督でも邪魔はさせない)

菫(照、私にはお前が必要なんだ)

菫「――監督、それでは失礼しました」ガチャッ

宮永「ああ、菫。ちょっとだけ聞きたいことがあるんだけど」

部屋を出ようとドアに手をかけた菫に、女から声がかかる。

菫「監督が私に、聞きたいこと、ですか?」

宮永「ええ、簡単な質問よ」

宮永「――菫、貴女は自分のことを成功した人間だと思う?」

菫「……? 意味がよく分かりませんが、成功か失敗かといえば、どちらでもないかと思います。私はまだ未熟な人間ですから」

宮永「――そう。でも、貴女は成功なのよ」

菫「は?」

宮永「出て行っていいわよ。そうそう、楽しい休日になるといいわね?」

そう言って女は小さく笑った。


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