過去ログ - 【安価】京太郎「清澄にチャンピオンがやってきた」和「3スレ目です」
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946: ◆HrLD.UhKwA[saga]
2013/05/04(土) 02:22:47.68 ID:+IHNzgbE0
安価→レディースランチの魅力について


和「前々から思ってたんですけど、どうしてそこまでレディースランチに固執するんですか?」

京太郎「どうしてって言われてもな」

和「食堂はあまり利用しませんが、須賀くんは食堂でほぼ毎回レディースランチを頼んでますよね?」

和「一体なにがあなたをそこまで駆り立てるんですか?」

京太郎「そうだな、初めはほんのちょっとした好奇心だったのかもしれない」

和「好奇心?」

京太郎「小さい子供がさ、大人がコーヒーを飲んでるのを見て、自分も飲みたくなるのといっしょさ」

京太郎「俺はそれがたまたまレディースランチだったんだ」

和「……意味がわからないんですが」

京太郎「食堂で友達とラーメンを食ってる時に、前の席に座ってた上級生の女の人が偶然レディースランチを食べてるのを見たんだ」

京太郎「俺はあの瞬間を忘れないよ。女性が食べやすいように脂分が抑えられた主菜、それに春野菜の入ったパスタが添えられ、透き通ったスープのミネストローネが付いて、お値段たった380円」

京太郎「なあ、それって感動だろ?」

和「はぁ、感動ですね」

京太郎「俺はすぐさま食堂のおばちゃんにレディースランチを頼みに行ったさ」

京太郎「だが、答えはノーだった。どんなに頼もうとおばちゃんは首を縦には振ってくれなかった」

京太郎「あの時ほど、俺は自分を呪ったときはないね」

京太郎「どうして、俺は男に生まれてきてしまったんだってさ」

和「はぁ」

京太郎「それから一週間、地獄のような日々が続いたよ」

京太郎「女子生徒たちがきゃっきゃうふふと美味そうにレディースランチを食べる横で、男に混ざってラーメンをすする日々」

和「はぁ」

京太郎「どうやったら、レディースランチを食べられるか夜も寝ずに考えたよ。一度は食堂のおばちゃんに賄賂を渡そうかとさえ考えた」

和「…………」

京太郎「そうして、三日が過ぎたとき、俺は真理に辿り着いた。男じゃダメなら女に頼めばいいじゃないってさ」

和「マリーアントワネットですね」

京太郎「……で、今に至る、と」

京太郎「悪いな。長くなって」

和「いえ、とても興味深い話でした」

京太郎「そうか、それじゃ、いつかこの続きを話すよ」

和「今ので終わりじゃないんですか!?」

京太郎「今は食堂のおばちゃんとレディースランチの新しいメニューについて、考えを出し合ってるところなんだ。和もいい案があったら頼むぜ」

和「…………」

京太郎「和?」

和「前々から思ってたんですけど、須賀くんって……いえ、なんでもありません」


和(私はどうして、この人を好きになってしまったんでしょう?)


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