過去ログ - モバP「親しい異性に嫌われる薬?」
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21:かんおけ
2013/04/03(水) 01:39:53.40 ID:Dhu7MAma0

モバP(菜々が仕事でいない時にその時は訪れた)

モバP(六百万に届こうという大金が目の前に置かれ、仕事をやめろと全員に言われた。周囲から突き刺さる、嫌悪と冷たい眼差しは今でも忘れられない)

モバP(菜々という支えがありながらも、俺は折れた。勿論、金は受け取らなかった)

モバP(皆に「分かった」とだけ返し、無断で家に帰った)


 ――自宅

モバP「なんで、こんな事に……」ポロポロ

モバP(どう考えてもちひろさんが悪だが、俺はただただ傷ついた心を忘れようと必死になった)


 ピンポーン


モバP「宅配便か?」ガチャ

菜々「プロデューサーさん!」ハァハァ

モバP「な、な――うわっ」バッ

菜々「プロデューサーさん! 勝手に菜々の前からいなくならないでください!」グス

モバP「ごめん……でも、限界だった。ごめん」ポロポロ

菜々「社長が事情を知ってるので、休職扱いだそうです。アイドル達の間ではやめた事になってますけど」グス

モバP「もう、戻れないよ……俺……」

菜々「じゃぁ、菜々は誰にプロデュースされればいいんですか!?」

モバP「新しい、プロ――いっ」バチ

菜々「菜々は、プロデューサーさんじゃなきゃ、Pさんじゃなきゃ嫌です!!」

モバP「菜々……ごめん」ギュ

菜々「わ、私もがんばりますから……。Pさんが傷ついた分だけ癒して上げますから……」

菜々「菜々の前から、いなくならないでください」


モバP(その日、泣き疲れた俺と菜々は抱き合って眠った。当たり前だが、間違いは無いし、そんな雰囲気にもなっていない)

モバP(そして、本当の地獄は、これからだった)



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