過去ログ - 暦「火憐ちゃん、ごめん」
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359: ◆XiAeHcQvXg[saga]
2013/04/15(月) 11:18:17.68 ID:PGWDh4gJ0
>>357
そうだったんですね。 ありがとうございます。


それでは、第十話を投下致します。


360: ◆XiAeHcQvXg[saga]
2013/04/15(月) 11:18:46.61 ID:PGWDh4gJ0
携帯を確認。

時刻は三時三十分。

夏とは言っても、辺りはまだ、大分暗い。
以下略



361: ◆XiAeHcQvXg[saga]
2013/04/15(月) 11:19:14.19 ID:PGWDh4gJ0
僕は確か、今日……いや、昨日か。

昨日の朝、月火と話して異変に気付いたんだ。

月火が火憐や僕の事を忘れている、と。
以下略



362: ◆XiAeHcQvXg[saga]
2013/04/15(月) 11:20:18.97 ID:PGWDh4gJ0
それで僕は、その話を聞いて、異変を忍野に知らせる為、あの廃墟へと向かったのだ。

道中、八九寺とぶつかりそうになり、僕は急いでるのも忘れて、無駄話をしていたと思う。

今思えばそれもまた、僕の馬鹿っぷりが判るのだけれど、今更後悔しても仕方ない。
以下略



363: ◆XiAeHcQvXg[saga]
2013/04/15(月) 11:20:44.39 ID:PGWDh4gJ0
……待てよ、でもあいつは。 僕と数時間前に話した時は、僕の事を覚えていなかったか?

戦場ヶ原と連絡を取ろうか。 とも思ったが、今はそれ所では無い。 また、忘れられている可能性だって、十分にあるのだし。

そして、その後。 羽川や神原、それに千石とも連絡を取ったけれど、結果は同じだった。
以下略



364: ◆XiAeHcQvXg[saga]
2013/04/15(月) 11:21:19.23 ID:PGWDh4gJ0
暦「おい、忍。 起きているか? おい!」

月明かりによって作られる僕自身の影に、話しかける。

忍「なんじゃ。 儂の事を忘れおって、極刑物じゃぞ」
以下略



365: ◆XiAeHcQvXg[saga]
2013/04/15(月) 11:21:47.31 ID:PGWDh4gJ0
忍「別にいいがの。 それと、何が起きているか。 と言う質問じゃが」

忍「分からん。 儂にもどういう事なのか分からんのじゃ」

忍にも分からない、何か。
以下略



366: ◆XiAeHcQvXg[saga]
2013/04/15(月) 11:23:12.24 ID:PGWDh4gJ0
忍「そうじゃな、その辺りは儂にも分かる。 なので、まずはそこから説明するとしようかのう」

忍「お前様は、記憶を失っていた。 又は、記憶を改変されていた。 このどちらかじゃ」

忍「昨日、儂とお前様とで話していたのは、覚えておるか?」
以下略



367: ◆XiAeHcQvXg[saga]
2013/04/15(月) 11:23:45.27 ID:PGWDh4gJ0
暦「妙な、気配?」

忍「うむ。 お前様が、何かに絡みつかれるような、そんな感じが儂にも伝わってきたんじゃ」

僕と忍の体はリンクされている。
以下略



368: ◆XiAeHcQvXg[saga]
2013/04/15(月) 11:24:13.05 ID:PGWDh4gJ0
暦「異変を感じて、声を掛けてくれたのか」

忍「その通りじゃよ。 それに、お主の眼、大分虚ろになっておったしの」

まるで、迷子娘や先程の妹御、極小の妹御の様にじゃ。 と忍は続けた。
以下略



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