過去ログ - 暦「火憐ちゃん、ごめん」
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367: ◆XiAeHcQvXg[saga]
2013/04/15(月) 11:23:45.27 ID:PGWDh4gJ0
暦「妙な、気配?」

忍「うむ。 お前様が、何かに絡みつかれるような、そんな感じが儂にも伝わってきたんじゃ」

僕と忍の体はリンクされている。
以下略



368: ◆XiAeHcQvXg[saga]
2013/04/15(月) 11:24:13.05 ID:PGWDh4gJ0
暦「異変を感じて、声を掛けてくれたのか」

忍「その通りじゃよ。 それに、お主の眼、大分虚ろになっておったしの」

まるで、迷子娘や先程の妹御、極小の妹御の様にじゃ。 と忍は続けた。
以下略



369: ◆XiAeHcQvXg[saga]
2013/04/15(月) 11:25:03.15 ID:PGWDh4gJ0
忍「さよう。 恐らく、お前様の儂に対する記憶も、全て失われておった筈じゃよ」

暦「でも、それでも僕の前に姿を出すくらいは、できたんじゃないか?」

僕がそう言うと、忍は呆れた様な顔をし、口を開く。
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370: ◆XiAeHcQvXg[saga]
2013/04/15(月) 11:25:43.04 ID:PGWDh4gJ0
そうか。 そうだ。

だから僕は、忍の事を忘れて、気付かなかったんだ。

そこに居ると、思わなくなったから。
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371: ◆XiAeHcQvXg[saga]
2013/04/15(月) 11:26:11.51 ID:PGWDh4gJ0
暦「なあ、こう言うのもあれだけどさ、何で戻らなかったんだ?」

僕の問いに、忍は凄惨に笑い、答える。

忍「儂は、自力で戻って自力で死ぬ。 他の物の力なぞ借りて戻る等、却下じゃ」
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372: ◆XiAeHcQvXg[saga]
2013/04/15(月) 11:27:31.91 ID:PGWDh4gJ0
忍「ふん。 それに、あの姿に戻ったら、ゴールデンチョコレートともおさらばでは無いか……それは断じて却下なのじゃ!」

結局はそれかよ。

でも、まあ。
以下略



373: ◆XiAeHcQvXg[saga]
2013/04/15(月) 11:27:59.31 ID:PGWDh4gJ0
暦「つまり、話が最初に戻るけど。 僕はあの時に記憶が入れ替わった。 もしくは失った。 そう言う事なのか」

忍「そうじゃな。 それが一番有力な解釈の仕方……賢明と言った方が正しいかのう。 とにかく、そう言う事じゃよ」

暦「そうか。 なあ、忍」
以下略



374: ◆XiAeHcQvXg[saga]
2013/04/15(月) 11:28:26.26 ID:PGWDh4gJ0
忍「奇遇じゃのう。 儂も同じ考えじゃよ。 我が主様よ」

暦「ありがとう。 それじゃあ」

暦「宜しく頼むぜ。 相棒」
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375: ◆XiAeHcQvXg[saga]
2013/04/15(月) 11:28:55.30 ID:PGWDh4gJ0
暦「ああ、そうだよ。 その通りだ」

暦「もう絶対に忘れてやらねえ。 例え、いつもみたいに土下座されてもな」

忍「うむ。 それがお主に出来る努力じゃよ」
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376: ◆XiAeHcQvXg[saga]
2013/04/15(月) 11:30:18.25 ID:PGWDh4gJ0
暦「出来て無くても、今すぐ走って迎えに行くさ」

忍「承知したぞ、我が主様。 それでは、行くとするかのう」

忍は指差す。 あの先に、火憐が居る筈だ。
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