47: ◆XiAeHcQvXg
2013/04/06(土) 14:12:27.15 ID:4Ue2Nw/k0
朝のやり取りはすっかり頭の隅に追いやり、僕は現在、街中を散歩中である。
いや、散歩中と言うのは語弊がある。 正しくは忍のドーナッツを買いに行く最中だ。
忍「もっと早く歩けんのか」
48: ◆XiAeHcQvXg
2013/04/06(土) 14:12:53.98 ID:4Ue2Nw/k0
そりゃ、そうだろうなぁ。
なんといっても、伝説の吸血鬼なのだから。
五百年の中で、多分、我慢なんて一回もした事が無いんじゃないだろうか。
49: ◆XiAeHcQvXg
2013/04/06(土) 14:13:26.60 ID:4Ue2Nw/k0
まあ、丁度良く一人になれた事だし、先ほど頭の隅に追いやった事を考えて見るか。
朝の出来事、妙な違和感は少しある。
だってそうだろう。
50: ◆XiAeHcQvXg
2013/04/06(土) 14:14:02.13 ID:4Ue2Nw/k0
うーん。
胸は揉んであげてるし、定期的にパンツは見てあげてるし、火憐に至っては歯磨きしてあげてるし。
特に嫌がられそうな事、無いんだけどなぁ。
51: ◆XiAeHcQvXg
2013/04/06(土) 14:14:41.37 ID:4Ue2Nw/k0
暦「と言うかお前、今僕の名前を噛んで無かったよな。 そうかそうか、ついにお前も」
八九寺「アレレ木さん、でしたっけ」
暦「もう手遅れだ。 さっきお前は、しっかりと僕の名前を呼んだんだからな」
52: ◆XiAeHcQvXg
2013/04/06(土) 14:15:15.27 ID:4Ue2Nw/k0
どうにも、今日の八九寺は僕に対して冷たいようである。
八九寺「それで、アレレ木さん」
暦「もういいよ、アレレ木でいいよ」
53: ◆XiAeHcQvXg
2013/04/06(土) 14:15:42.55 ID:4Ue2Nw/k0
暦「いやいや、でもさ」
説明中。 朝からの一連の流れ。
暦「って訳で、その後の態度とかは別に普通だったんだよ」
54: ◆XiAeHcQvXg
2013/04/06(土) 14:16:10.28 ID:4Ue2Nw/k0
それにアレレ木ってまだ続いてるのか。 まさか、一生って事は無いよね。
暦「百歩譲って……いや、千歩譲って僕がシスコンだとしよう」
八九寺「その場合、阿良々木さんは譲られる側と言う事になりますね」
55: ◆XiAeHcQvXg
2013/04/06(土) 14:16:54.28 ID:4Ue2Nw/k0
八九寺「そうですね、例えるなら」
八九寺「一発殴るという行為を一年間繰り返し、ある日を堺にそれが十発に変わる」
八九寺「と言った感じですね」
56: ◆XiAeHcQvXg
2013/04/06(土) 14:17:22.30 ID:4Ue2Nw/k0
暦「でもさ、でもさ」
暦「やっぱりそれにしても、前からずっとやっている事だし、いきなりってのは変じゃないか?」
八九寺「真面目に言いますと、それは私には分かりませんよ。 実際に会ったことは無いですしね」
57: ◆XiAeHcQvXg
2013/04/06(土) 14:18:17.17 ID:4Ue2Nw/k0
暦「ストレス、ねえ」
八九寺と別れ、本来の目的でもあるミスタードーナッツへと向かう。
真っ先に思い出されるのは、羽川翼。
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