過去ログ - 暦「火憐ちゃん、ごめん」
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522: ◆XiAeHcQvXg[saga]
2013/04/18(木) 14:28:39.44 ID:7T0TV7XF0
以下、回想。

ある日、火憐の蜂の話と、月火の不如帰の話が終わってすぐの事だったらしい。

とは言っても、月火の話は火憐にしていないので、火憐は「ダンプカーが家に突っ込んだ後」と言っていた。
以下略



523: ◆XiAeHcQvXg[saga]
2013/04/18(木) 14:29:43.03 ID:7T0TV7XF0
例えて言うならば、ある桜の木の下で告白すれば、その恋は実るだとか、その程度の話。

噂話。

しかし、それは繋げてしまった。
以下略



524: ◆XiAeHcQvXg[saga]
2013/04/18(木) 14:30:13.24 ID:7T0TV7XF0
が、火憐の予想は外れた。

それは本当に、ただの噂話でしか無く、貝木が広めた『おまじない』は絡んでいなかったのだ。

その結果に満足した火憐は、一人帰路に就いたと言う。
以下略



525: ◆XiAeHcQvXg[saga]
2013/04/18(木) 14:30:40.23 ID:7T0TV7XF0
火憐は呆気に取られたと言う。

目の前に、アスファルトの地面から咲き誇った一輪の花に。

次に頭に浮かんだのは、昼間の噂話だった。
以下略



526: ◆XiAeHcQvXg[saga]
2013/04/18(木) 14:31:08.86 ID:7T0TV7XF0
回想終わり。

暦「って事は、その火憐ちゃんの願いが、今回の怪異を起こしたって事か?」

火憐が、皆の記憶が無くなる様にと、願った?
以下略



527: ◆XiAeHcQvXg[saga]
2013/04/18(木) 14:31:39.08 ID:7T0TV7XF0
暦「……でも、それならどうして。 火憐ちゃんは、何を願ったんだ?」

火憐「それは……」

言い辛そうに、火憐が口を閉ざす。
以下略



528: ◆XiAeHcQvXg[saga]
2013/04/18(木) 14:32:09.35 ID:7T0TV7XF0
忍野「阿良々木くん。 あんま責めたら可哀想じゃないか。 その辺りは僕が補足するからさ」

上辺だけの言葉だな。 とは思う。 他の誰でもない、忍野自身が語らせたのだから。

けれど、忍野を責めるのもまた、筋違いだろう。
以下略



529: ◆XiAeHcQvXg[saga]
2013/04/18(木) 14:33:01.91 ID:7T0TV7XF0
呪い。 人に対してかける、呪い。

忍野「そして、願いってのも少し違うかな」

忍野「忘物草の効果は、極めて限定的だ」
以下略



530: ◆XiAeHcQvXg[saga]
2013/04/18(木) 14:33:37.53 ID:7T0TV7XF0
忍野「一人の対象に、忘れられなくなる」

忘れ『られなく』なる?

暦「待てよ、忍野」
以下略



531: ◆XiAeHcQvXg[saga]
2013/04/18(木) 14:36:21.21 ID:7T0TV7XF0
忍野「そこだよ。 それが忘物草の特徴って言ってもいいね」

忍野「呪いはあくまでも呪い。 それだけって事さ」

忍野「一人の人間に忘れられなくなる、だけど」
以下略



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