59: ◆XiAeHcQvXg
2013/04/06(土) 14:20:44.72 ID:4Ue2Nw/k0
一旦これらの問題は棚上げしておくことにする。 また明日からは起こしに来てくれるだろうし。
僕が変に考えていたら、逆にあいつらは正義のなんちゃらかんちゃらで絡んでくるに違いない。 いつも通りで居よう。
そう決意をし、ミスタードーナッツへと辿り着く為に、道路の角を曲がる。
60: ◆XiAeHcQvXg
2013/04/06(土) 14:21:15.18 ID:4Ue2Nw/k0
暦「おーい」
手を振りながら声を掛ける。
戦場ヶ原「……?」
61: ◆XiAeHcQvXg
2013/04/06(土) 14:21:46.98 ID:4Ue2Nw/k0
戦場ヶ原「ええっと、すいません。 どちら様でしょうか」
いつもの戦場ヶ原さんだった。
暦「さすがの僕も、そういきなり来られると心に込み上げてくる物があるんだけど」
62: ◆XiAeHcQvXg
2013/04/06(土) 14:22:25.58 ID:4Ue2Nw/k0
戦場ヶ原「あら、これはこれは。 ただの変人かと思えばただの阿良々木くんじゃない」
暦「ただの阿良々木くんってなんだよ、阿良々木くんにただのもただじゃないのもねえよ」
戦場ヶ原「そうね、ただの変人ね。 ごめんなさい」
63: ◆XiAeHcQvXg
2013/04/06(土) 14:22:59.13 ID:4Ue2Nw/k0
暦「言動を見る限り、どう考えてもお前の方が変人だからな」
戦場ヶ原「まさか、そんな事、ありえる訳無いじゃない」
暦「ああ、そうだな、そうですね」
64: ◆XiAeHcQvXg
2013/04/06(土) 14:23:37.78 ID:4Ue2Nw/k0
戦場ヶ原「ふふ、それより勉強は捗ってるのかしら?」
暦「ぼちぼちって感じかな」
戦場ヶ原「ぼちぼち? 私と羽川さんが教えてあげているのに、ぼちぼち?」
65: ◆XiAeHcQvXg
2013/04/06(土) 14:24:05.20 ID:4Ue2Nw/k0
戦場ヶ原「あらいけない、そろそろ行かないといけないわ」
暦「ん? この後にまだ用事あるのか?」
戦場ヶ原「ええ。 暇人の阿良々木くんとは違って、詰め詰めのスケジュールなのよ、私は」
66: ◆XiAeHcQvXg
2013/04/06(土) 14:24:49.24 ID:4Ue2Nw/k0
ど忘れ? んー、どうだろうか。
暦「まあ、あるんじゃないか? そう言われると、昨日の夜飯だってすぐに思い出せる自信も無いし」
戦場ヶ原「そう、ならいいわ」
67: ◆XiAeHcQvXg
2013/04/06(土) 14:25:27.20 ID:4Ue2Nw/k0
閑話休題。
こうも知り合いに連続して会っていると、本来の目的を忘れてしまいそうである。
忍には十分だけ待てと言ったが、もう既に三十分くらいは経っているのでは無いだろうか。
68: ◆XiAeHcQvXg
2013/04/06(土) 14:26:01.98 ID:4Ue2Nw/k0
暦「悪かったって。 ゴールデンチョコレート五個にしてやるから、勘弁してくれないか」
僕がそう言うと、忍は両手の内側を僕に向ける。 降参のポーズの様だ。
暦「降参?」
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