過去ログ - 暦「火憐ちゃん、ごめん」
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602: ◆XiAeHcQvXg[saga]
2013/04/20(土) 20:13:07.41 ID:16NcLeen0
忍「ふむ。 怪異と一度でも関われば、関わり易くなる。 かのう?」

暦「そう。 火憐ちゃんも、僕みたいに次から次へと問題事を抱えるのかもしれない」

忍「なんじゃ、お主。 首を突っ込んでいたのが問題事だと、認識しておったのか」
以下略



603: ◆XiAeHcQvXg[saga]
2013/04/20(土) 20:13:57.16 ID:16NcLeen0
忍「先程も言った様に、お前様と巨大な妹御の場合は、距離が近すぎたんじゃよ」

暦「って言ってもさ、気付けなかったのは僕の責任なんだよ。 近すぎたとしても、分かる事なんて出来た筈なんだ」

忍「なるほどのう……お前様がそう思うのも無理は無い話じゃと思うが、後悔しても仕方ないじゃろ。 過去には戻れんしのう」
以下略



604: ◆XiAeHcQvXg[saga]
2013/04/20(土) 20:14:46.07 ID:16NcLeen0
暦「どういう意味だ、忍」

忍「簡単な事じゃよ。 お前様と、妹御だったから、今回の事になったんじゃ」

忍「馬鹿と馬鹿だしのう。 選べる道なんて、最初から無い」
以下略



605: ◆XiAeHcQvXg[saga]
2013/04/20(土) 20:15:11.20 ID:16NcLeen0
暦「忍にそう言われちゃ、返す言葉もねえな」

忍「だから、お前様が悩む事でも無いわい」

忍「お前様は、ただ妹に想われて幸せだなぁ。 とか感じておればいいだけじゃ」
以下略



606: ◆XiAeHcQvXg[saga]
2013/04/20(土) 20:16:46.55 ID:16NcLeen0
暦「とにかく、僕はまたあの家に帰る。 もう一人の妹も待っているし」

忍「そうじゃな。 今回、儂は殆ど無力と言っていい。 いくらあの小僧がおると言っても、油断はするなよ」

暦「はは。 随分とマジな兄妹喧嘩になりそうだな。 あいつ、強いからなぁ」
以下略



607: ◆XiAeHcQvXg[saga]
2013/04/20(土) 20:17:19.72 ID:16NcLeen0
忍野「やあ、お待たせ」

忍野が戻ってきたと言う事は、つまり。

暦「準備が出来たって事か」
以下略



608: ◆XiAeHcQvXg[saga]
2013/04/20(土) 20:18:01.63 ID:16NcLeen0
暦「分かってるさ。 それに、これは僕と火憐ちゃんの問題だ。 戦場ヶ原を巻き込む訳には行かない」

忍野「そりゃそうだ。 けど、あのツンデレちゃんは多分。 怒ると思うけどなぁ、本当の事を知ったらさ」

だろうな。 怒り心頭で、多分僕は海に沈められるか、切り刻まれるか、文房具で刺されるかのどれかだろう。
以下略



609: ◆XiAeHcQvXg[saga]
2013/04/20(土) 20:19:13.61 ID:16NcLeen0
忍野「それで、真面目な話だけどさ」

忍野はおどけた声の調子を変え、普段より更に、低い声で言う。

それだけで、僕はそれほど真面目な話だと、理解した。
以下略



610: ◆XiAeHcQvXg[saga]
2013/04/20(土) 20:19:43.14 ID:16NcLeen0
忍野「つまり、扉も内側から開くって事さ。 そこで阿良々木くんが逃げ出せば、死に損ねる」

忍野「そうなったら最悪のパターンだ。 あの怪異は、阿良々木くんが死ぬまで、花粉を撒き散らす」

暦「花粉? それって……」
以下略



611: ◆XiAeHcQvXg[saga]
2013/04/20(土) 20:20:17.87 ID:16NcLeen0
なるほど。 まあ、あまり関係の無い事だ。

だって、僕が命惜しさに逃げ出すなんて事は、無いのだから。

暦「その辺は心配いらねえよ。 もし死ぬ時は、潔く死ぬさ」
以下略



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