611: ◆XiAeHcQvXg[saga]
2013/04/20(土) 20:20:17.87 ID:16NcLeen0
なるほど。 まあ、あまり関係の無い事だ。
だって、僕が命惜しさに逃げ出すなんて事は、無いのだから。
暦「その辺は心配いらねえよ。 もし死ぬ時は、潔く死ぬさ」
612: ◆XiAeHcQvXg[saga]
2013/04/20(土) 20:20:53.93 ID:16NcLeen0
てっきり、いつもの言い回しを忍野はするのかと思ったけど、その後に続く言葉は無かった。
暦「どうしたんだよ。 いつもみたいに言わないのか?」
忍野「僕だって、良識は弁えているさ。 とてもじゃないが、良い事があった様には見えない阿良々木くんに対して、そんな事、口が裂けても言えないなぁ」
613: ◆XiAeHcQvXg[saga]
2013/04/20(土) 20:23:27.67 ID:16NcLeen0
そんな話をしている内に、着いた。
かつて、一度入った事のある部屋。
今は、火憐が中に。
614: ◆XiAeHcQvXg[saga]
2013/04/20(土) 20:24:41.14 ID:16NcLeen0
暦「違うな。 これはただの兄妹喧嘩だ」
暦「兄妹喧嘩に刀なんて取り出しちゃ、事件になっちまう」
月火はしょっちゅう、凶器を取り出しているけれどな。
615: ◆XiAeHcQvXg[saga]
2013/04/20(土) 20:25:11.04 ID:16NcLeen0
忍野「いくら阿良々木くんが妹ちゃんを庇っても、妹ちゃんは自業自得なんだぜ? その辺りは、分かってるのかい」
暦「僕もそう思う。 あいつの場合、殆ど自業自得だし」
暦「けど、忍野。 火憐ちゃんにはもっと似合う言葉があるんだよ。 四字熟語でな」
616: ◆XiAeHcQvXg[saga]
2013/04/20(土) 20:25:47.21 ID:16NcLeen0
以上で第十六話、終わりです。
乙ありがとうございます。
617:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/04/20(土) 21:12:24.75 ID:C2n4sZYw0
乙
次回も待ってる
618: ◆XiAeHcQvXg[saga]
2013/04/21(日) 17:21:30.16 ID:3uFUiPCu0
こんばんは。
第十七話、投下致します。
619: ◆XiAeHcQvXg[saga]
2013/04/21(日) 17:23:43.75 ID:3uFUiPCu0
形容するならば、巨大な木。
最早、それは草とは呼べない程の、巨大な木だった。
ここからでは、その巨大な木によって、火憐の姿は見えない。 いや、あの木そのものが、既に火憐なのだろうか。
620: ◆XiAeHcQvXg[saga]
2013/04/21(日) 17:24:21.84 ID:3uFUiPCu0
そして、その木を覆うように生えているのは草だった。
その一本一本が意思を持っているかの様に、蠢いている。
いや、草っつうよりはツタと言った方が正しいか。
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