過去ログ - 暦「火憐ちゃん、ごめん」
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637: ◆XiAeHcQvXg[saga]
2013/04/21(日) 18:07:11.57 ID:3uFUiPCu0
忍野「阿良々木くん! 下がれ!」

後ろの方から、忍野の声が聞こえてきた。

おいおい、忍野。 もう少しなんだぜ。 後少しで、全部終わるんだ。
以下略



638: ◆XiAeHcQvXg[saga]
2013/04/21(日) 18:07:44.35 ID:3uFUiPCu0
暦「……っ!」

くそ、痛みすら、もう感じ無い。

次の瞬間には死んでるかもしれないな。 こりゃ。
以下略



639: ◆XiAeHcQvXg[saga]
2013/04/21(日) 18:08:34.12 ID:3uFUiPCu0
恐らくは、飽きただけなのだろう。 放っておいても死ぬと、判断されたのだろう。

僕は、死ぬ。

結局、最後の最後まで、何も出来なかった。
以下略



640: ◆XiAeHcQvXg[saga]
2013/04/21(日) 18:09:12.44 ID:3uFUiPCu0
今の今まで、火憐に僕の想いをぶつけた事なんて、無かった。

だから、せめて最後くらいは、兄で居たかった。

火憐や月火から言わせれば、僕はいつでも兄なのだろうけれど。
以下略



641: ◆XiAeHcQvXg[saga]
2013/04/21(日) 18:09:43.14 ID:3uFUiPCu0
思えば、この怪異は火憐の想いを吸って、ここまでの怪異になったのだと言う。

それなら、僕は火憐の想いにも勝てなかったって事だろう。 当然か。

これで、火憐は元通りに戻れる。
以下略



642: ◆XiAeHcQvXg[saga]
2013/04/21(日) 18:10:09.66 ID:3uFUiPCu0
暦「……そうだ、忍」

危ない危ない、忍の事を忘れる所だった。

忍「なんじゃ、我が主様よ」
以下略



643: ◆XiAeHcQvXg[saga]
2013/04/21(日) 18:10:36.10 ID:3uFUiPCu0
暦「弱音は、吐きたく無いんだけどな」

暦「でも、こんな状態じゃあ……僕は、無理だろ」

忍「今、この瞬間にでも、儂がお前様の血を吸えば、戦えるとは思うが?」
以下略



644: ◆XiAeHcQvXg[saga]
2013/04/21(日) 18:11:04.99 ID:3uFUiPCu0
暦「……忍も、この後、忍野に殺されるだろうな」

忍「お前様が死ねば、そうなるじゃろうな」

暦「迷惑掛けるよ、本当にさ」
以下略



645: ◆XiAeHcQvXg[saga]
2013/04/21(日) 18:22:32.86 ID:3uFUiPCu0
だが、忍は。

忍「ふは。 あははははははははははははははははははは」

と、笑う。
以下略



646: ◆XiAeHcQvXg[saga]
2013/04/21(日) 18:23:22.13 ID:3uFUiPCu0
暦「分かってるじゃねえか。 なら」

忍「だが、それはお前様の事だろうよ?」

暦「……忍が、戦うって言うのか?」
以下略



647: ◆XiAeHcQvXg[saga]
2013/04/21(日) 18:24:02.49 ID:3uFUiPCu0
忍「すまんのう。 我が主様よ。 儂はお主を騙した」

騙した? あの春休みの事か?

いや、それこそ、今するべき話では無い。
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